『CSI:フェス2015』牧瀬里穂&浅野まゆみインタビュー この夏は『CSI:』シリーズでキャラクター三昧!

世界で最も見られているテレビシリーズの栄冠に輝く『CSI:』。その誕生から実に15年。海外ドラマ専門チャンネルAXNによる今年の『CSI:フェス』は、『CSI:フェス2015』として『CSI:』ファンの芸能人が魅力を語る特別番組が放送される。今回、『CSI:フェス2015』に出演した女優の牧瀬里穂とサラ・サイドル役で声優の浅野まゆみの2人が、番組収録後にインタビューに答えた。

 

【関連記事】ベガスに行ってCSIになろう!~「CSI: The Experience」

今回の『CSI:フェス2015』では、シリーズを支えてきた愛すべきキャラクターたちが特集される。また、愛すべきキャラクターたちの人気投票も特設サイトにて実施。サブキャラクターで一番人気者は誰なのか。さらに、不動の地位を築く3人の主任たちにも注目。彼らが最も輝くエピソードはどれなのか。視聴者による投票で、ランキングが紹介される。さらに、8月23(日)と8月30日(日)には2週にわたり『CSI:科学捜査班(シーズン13)』が先行で一挙放送される。

 

――収録中は『CSI:』トークで大変盛り上がりましたが、収録を終えていかがでしたでしょうか?

牧瀬:実際に吹替えを担当されている声優の方にお会いする機会は滅多にありませんので、少し緊張はしてしまいました。浅野さんと共演させて頂いて色々とお話できましたが、浅野さんはサラにピッタリな方だと感じました。普段、周りに『CSI:』について話し合える人がいなかったので、今日の番組収録はすごく楽しかったです。

浅野:撮影だとやっぱり緊張してしまって、なかなか言葉が出てこなくて、今から収録をやり直したいです(笑)私も普段は『CSI:』を語れる人が周りにいないので、このような『CSI:』を語り合える場は初めてでした。

――牧瀬さんは収録で『CSI:』を見始めたきっかけは偶然テレビで見たことで、個性豊かなキャラクターに魅了されたと言われていましたが、その他にハマった理由はありますか?

牧瀬:一話完結なので、見逃しても続けてまた見られるのは嬉しいですね。その一方で、見逃したことを悔やんでしまうほど番組に魅力があるので、その両方の良さがあることから番組を見続けてしまうのだなと感じています。私が見始めたのは6年ぐらい前ですけど、偶然にテレビでオープニングから見られたのですが、それで面白いと思って。ストーリーになる事件も身近ではないですけど、現実のニュースで似たような事件を知ることがあるので、そこで興味を持てたのかもしれません。宇宙人の話とかよりは身近に感じられるので(笑)また、科学捜査班の人が、警察官の隙をついた犯人に殺されてしまうエピソードがあるのですが、そういう危険もあるのだと驚きました。そういう普通の刑事物とは違う視点からも楽しめた記憶があります。

 

――浅野さんは『CSI:科学捜査班』でサラ役を長く続けていらっしゃいますが、声優のお仕事として他の作品に比べて『CSI:』に対する思い入れなどはありますか?

浅野:この作品を長く演じて思うことは、一話のみで解決する単純な話の連続だけでなく、その中に登場人物の背景や闇の部分が描かれているということです。サラだったらお母さんがお父さんを殺害したとか。少しずつシーズンを重ねるごとに明かされてきて、そこで初めて視聴者も知って、それに関わってくるキャラクターたち、サラだったらギルが理解してくれると。そこを描きながらだと、長く見続けている視聴者にとっては良い贈り物になると思うんですよ。私は声優として演じているのですが、ファンでもあるので、良い贈り物だなと思うんですよね。

――サラというキャラクターの良い贈り物だなと感じたものは何ですか?

浅野:サラのお母さんの初登場した回では、本当にサラのお母さんはこういう人じゃないかと思うほどイメージがぴったりで、嬉しくなりましたね。あの時は日本語として吹替をしているだけなのに、吹替台本には「ママ」というセリフがあって、サラってやっぱり「ママ」って言いそうだなと思ったり。だんだんとキャラクターへの理解が深まるので、このシーンはこう演じたいとか欲も出てくるんです。オリジナルのものを忠実に日本語化するのが吹替のベストですけど、思いがちょっと入ってしまって。やり過ぎると、ディレクターから「サラっぽくない」と言われて撮り直しになったこともありました。長く演じていると、面白いというのもあるのですが、自分が出やすくなってしまうので気を付けようと思っています(笑)

牧瀬:科学捜査班のような特殊な職業の役なので、いろいろ苦労をうかがうと、今度からは正座して見ようと思いました(笑)

 

――『CSI:』シリーズはAXNでは字幕版と吹替版の両方が放送されていますが、牧瀬さんはどちら派だったりしますか?

牧瀬:そうですねぇ。どっちだろう。

浅野:横に私が居るので、結構、言いにくい感じになりますよね(笑)

牧瀬:やっぱり両方とも魅力がありますよ。たとえば私の好きなホレイショだと原音のセリフには"プリーズ"を多く言いますけど、その言い方や雰囲気が好きなんです。吹替版ではそのプリーズは表現されていないので、オリジナル版ならではの楽しみです。逆に吹替版はちゃんと日本語に訳してくれていますので、ストーリーとして理解しやすいです。忙しい時とか、朝だとお化粧しながらとか、耳だけでストーリーを理解できるので、吹替版があって良かったなと思います。そういう点では、字幕版も吹替版も両方とも見てますね。

浅野:吹替版は英語が堪能じゃない人を対象にしているので、吹き替える時は、お芝居よりもここは説明を大切にしようと思って言ったりする場合もあるんですよ。

――浅野さんは、自分が吹替をした作品をオンエアでチェックしたりしますか?

浅野:はい、オンエアでチェックして、止めて巻き戻して見たりもします。自分が好きなんです(笑)お気に入りの自分のシーンとかを、巻き戻して見ています(笑)

 

――最後になりますが、番組を見る方へ女性目線での『CSI:』シリーズの魅力をお願いします。

浅野:科学捜査班という中で、男女が対等にバリバリ仕事をしていて、能力にも男女の差が無く描かれていますよね。特別に女性だからといって、守られたりとかもないですし。

牧瀬:そうですよね。女性キャラも男性と同じように現場で走り回って、事件に巻き込まれたりしていますね。女性ならではの知識を活かして事件を解決する...ということもあまりないような気がします。あんなに泥まみれや、死体まみれになってよくやっているなと、いつも感心して見ています。

浅野:ゴミをひっくり返して証拠採取する時も、じゃんけんで負けてサラが肉片を拾う担当になるんですよ(笑)普通は男の人が代わってくれるじゃないですか。男女平等ですよね。そういう所も魅力ですかね。

牧瀬:日本のドラマには無い魅力としては、スケール感ですね。あれは日本では難しいと思います。それと、捜査官が感情的になって暴走しちゃうシーンがあるじゃないですか。日本のドラマだとそういう所は意外と描写しないですね。

浅野:ホレイショの暴走なんか、日本じゃ問題になっちゃいますよね(笑)

 

■サイト情報「CSI:フェス2015 あなたが選ぶCSI:ベスト15」
投票はこちらから

■『CSI:フェス2015』放送情報
海外ドラマ専門チャンネルAXN
吹替版:7月12日(日)10:00amスタート 毎週日曜10:00am

1週目 7月12日(日)「あのミュージシャンが登場!CSI:ゲストスター・スペシャル」
2週目 7月19日(日)「あなたが選ぶ!CSI:愛すべきサブキャラクター TOP15」
3週目 7月26日(日)「あなたが選ぶ!CSI:マック BEST15」
4週目 8月2日(日)「あなたが選ぶ!CSI:ホレイショ BEST15」
5週目 8月9日(日)「あなたが選ぶ!CSI:グリッソム BEST15」
6週目 8月16日(日)「全部見せます!CSI:クロスオーバー・スペシャル」
※CSI:NY(ファイナル・シーズン) × CSI:科学捜査班(シーズン13)のクロスオーバー・エピソードの先行放送も実施
7週目 8月23日(日)「先行一挙!CSI:科学捜査班(シーズン13) 前半」
8週目 8月30日(日)「先行一挙!CSI:科学捜査班(シーズン13) 後半」

Photo:(左から)牧瀬里穂、浅野まゆみ 『CSI:フェス2015』『CSI:科学捜査班』シーズン13 (C)2015 CBS Studios Inc.(C)2015 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.