『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6、スペインのロケ地が新たに決定

米HBOで放送中のダークファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。目を奪うロケシーンでも知られる本作のシーズン6において、スペインのロケ撮影地が新たに決まった。米Varietyが報じた。

同シーズンのロケ地としてはすでに、フランスとの国境にほど近く、中世の城壁や塔、教会、水路で知られるジローナ市や、テンプル騎士団が建設した城塞がある海辺の街ペニスコラが選ばれていた。

そして、新たに撮影地に選ばれたのは、ナバーラ州の南東に広がる砂漠地帯で、奇抜な岩山の連なりが現実離れした壮観をかもしだすバルデナス。地中海沿岸のバルセロナ郊外で11世紀に建てられ、今も素朴なたたずまいを見せる城、カスティヨ・サンタ・フロレンティナ。それとは対照的に、天然の岩山からそそり立つような形状をし、どこから見ても難攻不落の要塞となっているスペイン中央部のカスティヨ・デ・サフラ。さらに、アルメリアの丘の上にそびえる最大級のイスラム遺跡、アルカサバ城塞――となっている。

城塞や城壁で有名な場所が選ばれているところをみると、シーズン6では、新たな場所で複数の軍勢が展開する戦闘シーンが用意されているのかもしれない。

なお、スペインではこれまでにもロケ撮影が行われており、例えばシーズン5では、セビリア市のアルカサル宮殿や、オスナ市の闘牛場が登場した。闘牛場では、わずか4分間のシーンのために500人のエキストラが投入され、13日間にもおよぶ撮影が敢行されたという。

上記の場所がロケ撮影に選ばれるのは、ファンタジー作品にぴったりの景観に富んでいることはもちろん、例えばナバーラ州では、映画・ドラマ撮影に対して税の優遇策がとられており、高額予算のロケ撮影に向いていることも決め手となっているようだ。

シーズン6の撮影は、北アイルランドの街ベルファストで7月中にスタートする予定。今度のシーズンも、豊かな景観で私たちの目を楽しませてくれそうだ。日本では現在、スターチャンネルにて『ゲーム・オブ・スローンズ』第1章から第4章までを一挙放送中(字幕版[STAR1]は毎週金曜日、二ヵ国語版[STAR3]は毎週月曜日に放送)。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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