【ネタばれ】『ハンニバル』ウィルの妻役でニナ・アリアンダが登場

若き日の殺人鬼ハンニバル・レクター博士とFBIプロファイラー、ウィル・グレアムの関係を描いた米NBCのサイコ・スリラー、『ハンニバル』。現在放送中のシーズン3をもって打ち切りが決まっているが、後半エピソードにトニー賞に輝く実力派女優ニナ・アリアンダが登場することがわかった。

(以下、シーズン3のネタばれを含みますので、ご注意ください)

米TV Lineによると、ニナは主人公ウィル(ヒュー・ダンシー)の妻モリー・グレアム役で、7月25日に放送される第8話「The Great Red Dragon」から最終話となる第13話までの計6エピソードに登場するという。第8話では、ハンニバル博士(マッツ・ミケルセン)がFBIに拘束されてから数年後が描かれる。逞しくエネルギッシュな30代のシングルマザー、モリーに出会い、暗い過去を克服したウィルは自分を取り戻し、もう一度、FBIへの復帰を決意するという。

ニナはブロードウェイの舞台劇を中心に活躍する演技派で、トニー賞を受賞したほか、多くのアワードにノミネートされている。ウディ・アレン監督のアカデミー賞受賞作『ミッドナイト・イン・パリ』など、数本の映画にも出演したほか、『グッド・ワイフ』『30 ROCK/サーティー・ロック』などのTVドラマにもゲスト出演している。

そのほか、第8話では殺人鬼"レッド・ドラゴン"ことフランシス・ダラハイド役で、映画『ホビット』シリーズのトーリン・オーケンシールド役で知られる英俳優リチャード・アーミティッジが登場することがわかっている。犠牲者に歯痕を残すことから"トゥース・フェアリー(噛みつき魔)"とも呼ばれるダラハイドは、映画版でレイフ・ファインズが演じた重要な役どころだ。また、後半では『トゥルー・ブラッド』でタラ・ソートン役を演じたルティナ・ウェスリーがダラハイドの全盲の恋人、リーバ・マクレーンとして登場。さらにシーズン3では、前半から映画『ウルヴァリン:SAMURAI』のマリコ役で知られるTAO(岡本多緒)がチヨ(千代)役で出演しており、大団円に向けて盛りだくさんの内容となっている。

『ハンニバル』のシーズン・フィナーレは本国アメリカにて8月29日(土)に放送予定。はたしてこれがシリーズ・フィナーレとなるのか、番組ファンもやきもきしているに違いない。(海外ドラマNAVI)

Photo:ニナ・アリアンダ(C)WENN/amanaimages