映画『バットマン・ビギンズ』と『ダークナイト』の脚本家デヴィッド・S・ゴイヤーが、孤高の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの青年時代を描いた『ダ・ヴィンチと禁断の謎』。米Starzは、このほど、10月からアメリカで放送予定のシーズン3をもって終了することを発表した。米Varietyが伝えている。
「レオナルドの旅が終わることにほろ苦い感傷を覚える一方で、最高の形で物語を完結できることをうれしく思っている。ダ・ヴィンチは鏡文字で有名だったので、シリーズ通して対称性(シンメトリー)を意識して取り入れてきた。それは最後まで貫いているよ。ダ・ヴィンチも(このシリーズを観たら)きっと喜んでくれたと思う」とゴイヤー。さらに「世界中でこのドラマを応援し、熱心に観てくれた献身的なファンに心から感謝する。そして、この"狂気じみた騒ぎ"に僕を参加させてくれたStarzにも改めて感謝したい。それから、常にすばらしい演技を見せてくれた主演のトム・ライリーにもお礼が言いたい。天才を演じるのは生半可な演技ではできないが、トムは見事に優雅でありながら、ユーモアも忘れないダ・ヴィンチ像を作り上げてくれた。僕らが作りながら感じた楽しみと同じくらい、皆さんがファイナル・シーズンを楽しんでくれることを願います」と感謝の気持ちを述べた。
終了するのは寂しいが、ダ・ヴィンチの冒険がしっかり完結するのはファンには嬉しいかぎりだろう。ぜひとも、有終の美を飾ってほしい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ダ・ヴィンチと禁断の謎』シーズン2
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