今日はエミー賞ウィークエンドということで、AXN様のお招きを受けてソニーピクチャーズ・スタジオ見学にお邪魔してきました！
スタジオを見せていただく前に敷地内のカフェでランチをご馳走になったのですが、折良く中庭ではエミー賞御用達のデザートが味見できる「スイーツフェア (Sweets Fair)」なるイベントが開催されていました。早速、お味見に参加させていただいたのですが、その中でヒットだったのがメイスンジャーに入ったカップケーキ！ジャーに入って密封性が高いので2～3日間冷蔵庫に入れずともOKなのだとか。見た目も非常にキュート。
このデザートは、ソニー・ピクチャーズ製作の「シャーク・タンク」という番組から登場したもの。（蓋にも番組ステッカーが！）日本で放映されていた「マネーの虎」という番組をモチーフにした同番組は、選抜された視聴者たちが、審査員である資産家たちから投資を得るべく自分のアイデア商品を売り込むという趣向。この瓶入りカップケーキは「シャークタンク」で勝ち残って資金協力を勝ち取り、実際に好評発売中の商品なのです。そんな裏話を知っていると、カップケーキの美味しさもまたひとしお。(笑)
そうこうしてるうちにスタジオ見学担当のお兄さんが登場。彼に付いて歩いていると、とにかく周り中がテレビや映画に使用された建物や光景だらけでワクワク。写真にあるニューヨーク風の建物は、来年公開予定の『ゴーストバスターズ』リメイク版で使用されているとのことで、ペンキ屋さんが最後の仕上げをしていました。
その近くにあった音響効果の録音ステージに立ち寄ったのですが、その隣の部屋には立ち入り禁止サインが。何かと思い聞いたところ、新作映画のアフレコ中でジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、そしてぬぁんとチャニング・テイタムが中で録音中とのことで筆者のミーハー度炸裂！(笑)
なんでもソニーピクチャーズはTV&映画の音響スタジオとサウンド編集のクォリティにかけては業界トップで、他のスタジオからのブッキングでいっぱいだそうです。先日などは新しい『スターウォーズ』のサントラ収録が行われていたそうで、またもや筆者のミーハー感知器が振り切れたのでした！
次に連れて行ってもらったのが『ブレイキング・バッド』で主人公ウォルターが愛用していた乗用車とドラッグ製造の拠点にしていたキャンピングカー。ドアにはご丁寧に銃弾のあとが残っていて笑えます。ちなみに撮影中は、その穴に火薬を詰めて俳優が銃を撃つタイミングと合わせて弾丸が当たったように火薬がはじける仕掛けになっているのだそうです。へぇ～。
去年のエミー賞受賞をもって有終の美を飾った『ブレイキング・バッド』ですが、そのスピンオフで全米放映中の『ベター・コール・ソウル』は、今年のエミー賞候補になっています。
本年度ソニー・ピクチャーズからのエミー賞候補作品には『ブラックリスト』『アウトランダー』『マスターズ・オブ・セックス』などが勢揃いとなってますが、いよいよ明日発表のエミー賞。今年はいったいどんな"ドラマ"が待ち受けているのか、楽しみですね！
（取材・文・写真： 明美・トスト / Akemi Tosto)
