映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』のジャパンプレミアでサプライズ!

ピーターパンの誕生を描いた映画『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』。10月1日、六本木ヒルズアリーナで本作のジャパンプレミアが開催され、出演者のヒュー・ジャックマン、リーヴァイ・ミラー、ジョー・ライト監督、そして日本語吹き替え版の主題歌「永遠のもっと果てまで」を歌った松田聖子が登場した。

本作は、J・M・バリーが世に送り出し、世界中で愛されてきたピーターパンやフック船長といったキャラクターたちの起源を描くオリジナルストーリーだ。ある日、突然にロンドンの孤児院から不思議な国ネバーランドへと連れてこられた12歳の少年ピーター。黒ひげという人物が牛耳るその世界で、彼はジェイムズ・フック(のちのフック船長)や戦士タイガー・リリーと出会い、ずっと昔に別れたきりの母親を探す冒険に出る...。

主役に大抜擢されたオーストラリア出身の新星リーヴァイはまず、「コンニチワ。ボクハリーヴァイ・ミラーデス」と日本語で挨拶。さらにピーターを演じたことについて「時代を越えて語り継がれてきたこんな有名なアイコンを演じることができて、信じられないくらい素晴らしい経験だったよ」と語った。

ライト監督は、作品の見どころについて「ピーターは母親を探す過程で、自分自身を見つけることになる。観客のみなさんにはそんな彼の姿に共感してほしい」とメッセージを送っている。

すでに映画を見たという松田は、「ストーリーも映像も素晴らしくて、感動しました」と話した。

雨の中を駆けつけた約650人のファンたちからひときわ大きな歓声を浴びていたヒューは、自身が演じた黒ひげについて「ネバーランドで何をしたらいいのかわからなかったピーターを、黒ひげはある意味で導くことになる。敵なんだけど、特別な存在なんだ」と奥の深いキャラクターであることを説明。さらに「世界中がこの若者に魅了されるはずだよ」と、リーヴァイを称賛した。さらに「これまで見たことがないような映像と、アクション、感動が詰まった映画に関わることができたのは誇り。これは、見た大人が子ども時代を思い出すような、癒やしとなる作品だ」と続けた。

同プレミアのラストには、前日の9月30日に13回目の誕生日を迎えたリーヴァイに向けて、会場のファンたちが音楽に合わせてハッピーバースデーを歌うサプライズが予定されていた。しかし、ヒューが舞台挨拶の途中に、「実は昨日はリーヴァイの誕生日だったんだ」と言うとハッピーバースデーを歌い始め、彼に先導されてそのまま会場のみんなも一緒に合唱するというまさかの展開に。その後、サプライズとして用意されていたことを知らされたヒューは「おっと...」とバツが悪そうな表情となり、挨拶の最後に、ハッピーバースデーを歌ってくれるよう松田に依頼。急な話にもかかわらず、松田が見事にアカペラでハッピーバースデーを歌い上げるという、まさにサプライズな一幕が繰り広げられた。

『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は、10月31日(土)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:(左から)ジョー・ライト監督、リーヴァイ・ミラー、松田聖子、ヒュー・ジャックマン