『ドクター・フー』の新たなスピンオフが発表! 舞台は学校?

英国などで現在シーズン9が放送中の人気番組『ドクター・フー』。その新たなスピンオフとして、ヤングアダルト向けの作品『Class(原題)』を製作することを、英BBCが発表した。

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『Class』の設定は現代のロンドン。時空間の壁を突破して、途方もない危険が無防備なロンドンに迫る中、本家ドラマ『ドクター・フー』やコート・ヒル中等学校の新たな一面が描かれる。この学校は、『ドクター・フー』においてコンパニオン(旅仲間)のクララ・オズワルド(ジェナ・コールマン)が、教鞭をとっているところだ。

脚本を担当するのは、ヤングアダルト向け小説『怪物はささやく』や『心のナイフ』など、日本でも翻訳版が刊行されている人気作家パトリック・ネス。『バフィー 恋する十字架』や『ハンガー・ゲーム』といった人気作のように、アクションとハート、興奮が詰まった作品になるとのこと。製作総指揮はネスのほか、『ドクター・フー』製作総指揮者のスティーヴン・モファットも名を連ねる。45分尺のエピソード8話の撮影が、2016年春にウェールズで始まり、放送は同年内に予定されている。

モファットは今回の発表に際し、「ティーンエイジャーのダークで爽快な世界を、パトリック・ネスほど詳細に描いた作家はいません。才気ほとばしる彼のストーリーテリングを、『ドクター・フー』の世界にもたらします」とコメント。

また、TV番組の制作は今回が初めてとなるネスは、「時空間と同じくらい広大な『ドクター・フー』の世界に飛び込むことに、驚きと興奮を隠せません。そこには、ありとあらゆる驚異的な物語を語る余地がたっぷりとあります。『Class』のヒーローたちや、新たな悪役、エイリアンをみなさんに紹介するのが待ちきれません」と述べている。

なお、『ドクター・フー』のスピンオフとしてはこれまでに、大人向けシリーズ『秘密情報部トーチウッド』、短命に終わったアニメシリーズ『K-9(原題)』、そして児童向けシリーズ『The Sarah Jane Adventures(原題)』が作られている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ドクター・フー』
(C)2014BBC