ジョージ・クルーニーが監督・製作・脚本・主演の一人四役を務め、マット・デイモン、ケイト・ブランシェット、ビル・マーレイなど豪華共演者と組んだ意欲作『ミケランジェロ・プロジェクト』。第二次大戦下にドイツ軍によって強奪されたヨーロッパ各国の美術品を奪還すべく戦場に向かったある特殊部隊を描いた、衝撃の実話の映画化だ。
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ジョージといえば、共演者へのイタズラで有名。『オーシャンズ』シリーズなどで何度も共演してきたマットとは、互いにイタズラを仕掛け合う仲だが、本作の撮影中にマットがジョージのジョークにまんまとハメられていたことが明らかとなった。
本作で、芸術のプロながら戦争はド素人な特殊部隊"モニュメンツ・メン"の一人、メトロポリタン美術館学芸員のジェームズ・グレンジャーを演じたマットは、「今回は演技の最中にハメられそうになることはなかったけど、一度インタビューで"実は数日おきにマットの衣装を少しずつ小さくしているんだ..."とジョージが言っていてね。それを真に受けたせいで撮影中の僕の食生活はひどいもので(笑)。でも最初に聞いた時は"なるほど! 痩せていく演出だな!"って感心したりして(笑)」と、ジョージお得意のジョークを信じ込んでしまったことを告白。過去にもジョージにさまざまなイタズラを仕掛けられたり、知らないところでダシに使われたりしていたマットだが、本作でも再び餌食となってしまった。
これがジョージとの6度目の共演となるマットは、撮影現場でのジョージについて「彼はいつも落ち着いているし、自制心がある。つまり偉大な監督としての条件をほぼ全部満たしている、ってことだよね。ジョージは声を荒げたこともないし、現場が緊張して固まっちゃう、なんてことも絶対にない。今回、制作費や規模っていう意味ではかなりビッグな作品なのは間違いないよ。でも実際の撮影自体はまるで、台所作業をしているみたいにトントン進んだなあ。ばっちりスケジュール通り、しかも、予算よりも安く完成したとか聞いたよ」と、監督としても一流の仕事をしてみせる友人を絶賛。さらに「ジョージは今回働きづめだったからね。毎週土曜日にスタッフやキャスト全員で夕食を食べるんだけど、その2、3時間だけが彼の息抜きタイムだった。それ以外は作品のことだけを考えていたよ」と、イタズラ好きでおちゃめな一面とは対照的なプロとしての姿も語っている。
イタズラも仕事も一切手を抜かないジョージと、長年にわたり信頼関係を築いてきたマットが再びタッグを組んだ『ミケランジェロ・プロジェクト』は、11月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ミケランジェロ・プロジェクト』でのマット・デイモンとジョージ・クルーニー
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