アメリカを代表するホラー作家スティーヴン・キングの小説を巨匠スタンリー・キューブリックが映画化した、ホラー映画の金字塔『シャイニング』。本作のインスピレーションとなったホテルをホラー・ミュージアムにする企画が進行中であることが明らかとなった。
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1980年に公開された本作の主人公は作家志望のジャック・トランス。冬の間だけ閉鎖されるオーバールック・ホテルに、トランス一家は管理人として住み込むことになるのだが、そのホテルでは過去に管理人が家族を惨殺するという事件が起こっていた。外界から孤立した環境で、段々と正気を失っていくジャックが惨劇を引き起こしてしまう...というストーリー。主役を演じたジャック・ニコルソンの怪演が大きな話題を呼んだ作品でもある。
米Varietyによると、作品が生まれるきっかけとなったホテルは、コロラド州エステス・パークに所在するスタンレー・ホテル。このホテルを、ホラーの映画・ドラマシリーズの撮影に使われた衣装や小道具を展示するミュージアムにし、編集やポストプロダクション作業ができる講堂も建設予定だとのこと。ミュージアムの創設委員には、俳優のイライジャ・ウッド(『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ)とサイモン・ペッグ(『ミッション:インポッシブル』シリーズ)も名を連ねている。
1909年にオープンしたという歴史あるホテルは、毎年ゴースト・ツアーやホラー映画祭などに使用されてきた。ホテル側は、これからはミュージアムとしてホラーのメッカとなることを期待しているそうだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『シャイニング』
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