ヒット曲「Sing」などで知られるイギリス出身の人気シンガーソングライター、エド・シーラン。"イイ奴"としても定評のある彼が、幼なじみの借金返済のためにひと肌脱ぎ、大ヒット曲「Thinking Out Loud」を共作していたことが明らかとなった。
英Mirrorによると、エドは、幼なじみでシンガーでもあるエイミー・ワッジに、助けの手を差し伸べたことを語っている。「1年くらい前に、エイミーは経済的な問題を抱えていた。その頃、僕のアルバムはほとんど完成していたんだけど、僕の家まで車でやってきた彼女に、僕が17歳だった時に一緒に書いた曲を、アルバムに収録してくれないかって頼まれたんだ。そうすれば、エイミーは少し収入を得られて、家のローンや請求書の支払いができるからね」と説明するエド。
そしてエドはエイミーと一緒に「Thinking Out Loud」を共作し、この曲が収録されたエドのセカンドアルバム「×(マルティプライ)」は世界78ヵ国のiTunesチャートで第1位を獲得。さらに、音楽配信共有サービスSportifyでは、ストリーミング再生回数が5億回を突破し、新記録を樹立するほどの大ヒットとなった。さらに「Thinking Out Loud」はシングルカットされ、英国だけで100万枚以上を売り上げている。
エドは、「エイミーは二度とお金の心配をしなくて済むよ。彼女には子どもが二人いるんだけど、今では話す度に家族とホリデーに出掛けているみたいで、とても嬉しいね。もし、彼女がウェールズまで僕に会いに来ていなかったら、起きていなかったことだから」と、意外な「Thinking Out Loud」誕生秘話を披露している。
幼なじみと曲を共作し、クレジットを与えることで金銭的な窮地を救ってあげたエド。そんな、限りなく"イイ奴"な彼は、11月後半から12月にかけてオーストラリアとニュージーランドで、オセアニアツアーを行う予定だ。(海外ドラマNAVI)
Photo:エド・シーラン
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