『スター・ウォーズ』と日本文化のコラボ! 屏風と書を清水寺でお披露目

大雪像、ねぶた、砂像など、『スター・ウォーズ』のモチーフはこれまでさまざまなものに使用されてきたが、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開まで3週間を切る中、今度は世界遺産である清水寺で屏風、書が登場した。

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<『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』風神 雷神図屏風>(ニッポン画家 山本太郎 作)と、<「覚醒」の書>(清水寺 森清範貫主 揮毫)は、平安時代より数々の芸能が奉納されてきた清水寺 本堂舞台にて御本尊宝前お披露目が行われた。前者ではヒロインのレイが風神、赤い十字のライトセーバーを持ったカイロ・レンが雷神として描かれ、後者はコロコロとした新ドロイドBB-8をイメージして少し丸みを帯びた文体で書かれている。

この催しには新型ストームトルーパー2体のほか、山田啓二 京都府知事と、屏風を描いた山本氏が登壇。山田府知事は「この屏風は琳派の"たらしこみ"の雲の技法が活かされた美しい作品ですので、ぜひ京都まで見に来てほしいです」と述べ、山本氏は「(風神レイは)非常に美しい女性で、日本画が持っている美人画の美しさが出るよう意識しました。BB-8はペットのような愛らしさを出すようにしました。黒い衣装を着て悪の心を持つカイロ・レンは、黒色の描き分けに苦心しました」と制作時の苦労を語っている。

日本文化から多大な影響を受けていることでも知られる『スター・ウォーズ』。同シリーズ最新作の公開と、江戸時代に現れた装飾的な作風を特色とする琳派の誕生400年を記念して生まれた今回の作品は、日本文化との集大成と言えるだろう。

展示概要は以下の通り。
【日程】12月8日(火)~12月15日(火)10:00~16:00 予定
【場所】清水寺 経堂

(海外ドラマNAVI)

Photo:『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』清水寺イベント
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