ビバリーヒルズに住む若者たちを主人公にした青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』(以下『ビバヒル』)。1990年から2000年にかけて放映され、"ビバヒル・ブーム"という社会現象を巻き起こした同シリーズが、FOXクラシック名作ドラマにて1月9日(土)より第1話から放送される。それに合わせて、懐かしのキャラクターを演じたキャストたちがその後どうしているのかを追ってみた。ジェイソン・プリーストリー(ブランドン役)、シャナン・ドハーティー(ブレンダ役)、ジェニー・ガース(ケリー役)、ルーク・ペリー(ディラン役)については昨年10月の記事で取り上げたので、今回は『~高校白書』から登場してきた他の主要キャラをピックアップしたい。
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■イアン・ジーリング(スティーブ・サンダース役)
有名女優を母親に持つ明るい性格だが、お気楽なのでカンニング事件をはじめとした数々の問題を起こすトラブルメイカーでもあったスティーブ。ちょっぴり困ったキャラクターを嫌味なく演じていたイアンは、『~青春白書』まで出演し続ける傍ら、『メルローズ・プレイス』や『V.I.P.』といったTVシリーズにも登場。2005年の映画『ドミノ』では、デビッド役のブライアン・オースティン・グリーンとともに、元『ビバヒル』出演者の自分自身として出演していた。近年は、『シャークネード』シリーズや『デイ・アナザー・トゥモロー』といったパニックもののTV映画に主演。また、『ビバヒル』の1エピソードを監督すると、2006年には短編映画のコメディ『Man vs. Monday(原題)』でもメガホンを取っている。
■トリ・スペリング(ドナ・マーティン役)
トラブルにばかり見舞われていたケリーに比べて、大きな問題はない純真な役柄だったドナ。演じるトリは、同シリーズ出演中はスリルを求めてか、『ザ・ストーカー/狂気の愛』『コールガール/甘い罠』『アリバイ/悪夢のテレホン・コール』といったサスペンス作品に主演。また、『新ビバリーヒルズ青春白書』にドナ役でゲスト出演したほか、『ヤング・スーパーマン』にも姿を見せていた。2014年には、ケリー役のジェニー・ガースとともに主演するTVシリーズ『Mystery Girls(原題)』で製作総指揮、脚本も務めている。
■ブライアン・オースティン・グリーン(デビッド・シルバー役)
ケリーの義理の弟で、ブランドンたちよりも一つ年下のデビッド。後輩としてスティーブの子分的扱いをされることもあったが、徐々に成長し、恋人のドナなどを支えた。同シリーズ終了後も、『トワイライト・ゾーン』『CSI:科学捜査班』『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』『デスパレートな妻たち』といったTVシリーズを中心に活動。2003年にはコメディ映画『Fish Without a Bicycle(原題)』を監督している。
■ガブリエル・カーテリス(アンドレア・ザッカーマン役)
ブランドンと高校の新聞部で一緒に働くアンドレアは、貧しいながらも努力してお金持ち学校に通う優等生。同シリーズ開始当時29歳と、高校生を演じるキャストの中で最年長だったガブリエルは、その後は『NIP/TUCK マイアミ整形外科医』『女検死医ジョーダン』『クリミナル・マインド FBI行動分析課』『THE EVENT/イベント』といったTVシリーズに出演。2016年はスリラー映画『The Suicide Note(原題)』と、TVシリーズ『Send Me: An Original Web Series(原題)』が待機中。
次回は、『~青春白書』からの出演者を取り上げたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ビバリーヒルズ高校白書』
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