ホイットニー・ヒューストンの娘が死亡した原因とは

2015年7月26日に22歳の若さで亡くなった、ホイットニー・ヒューストンの一人娘であるボビー・クリスティーナ・ブラウン。これまで公表されていなかった彼女の検視結果が2016年3月4日、ついに発表された。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

ホイットニー・ヒューストンの娘の死因は…

アトランタにあるジョージア州フルトン郡検死局によると、クリスティーナの死因は、溺水と混合薬物中毒。報告によると、彼女の体内からはマリファナ、アルコール、コカイン関連の物質、モルヒネと不安症の治療で使われた鎮静剤が発見され、それらの薬物と溺水によって大葉性肺炎が引き起こされたことが、死につながったという。

検死局は声明の中で、「薬物中毒で意識を失くし、その状態で溺水したことが直接的な死因」と明かした。また、「彼女の死は明らかに自然死ではなかったが、検死官はそれが意図的なものか、偶発的なものかどうかは決断することができず、"不審死"と判定した」と、彼女の死が事故か事件かは確定できなかったことも明らかにした。

クリスティーナが2015年1月31日に自宅の浴槽で意識不明の状態で発見された当初は、事故と思われていた。しかし、発見された時の彼女の顔に複数の傷があったことからDV疑惑が浮上。彼女の財産後見人がクリスティーナの婚約者ニック・ゴードンを訴えていた。それから捜査が行われるも進展はなく、アトランタの裁判官が捜査のためにこれまで明かされていなかった死因を公表するように検死局に求めていた。

2017年にはクリスティーナの人生について描かれたテレビ映画『Bobbi Kristina』(原題)が放送。そして2022年12月、ホイットニーの半生を描いた映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』が劇場公開。(海外ドラマNAVI)

Photo:ボビー・クリスティーナ・ブラウン (C)Everett Collection/amanaimages