『レヴェナント』特別試写会で坂本龍一がピアノ生演奏決定!

レオナルド・ディカプリオが、俳優として5度目のノミネートでついにアカデミー賞を受賞した映画『レヴェナント:蘇えりし者』。彼の主演男優賞のほか、監督賞、撮影賞にも輝いた本作の音楽を手掛けた坂本龍一が、4月7日(木)に恵比寿 ザ・ガーデンホールにて行われる特別試写会でピアノの生演奏を行うことが発表された。

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2006年の映画『バベル』でも彼の楽曲を使用していたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は、「彼の曲には余計なものがなく優雅で感動的だ。今回の音楽には感動的な静寂がある。静寂という間が映画にとって重要な役割を果たすんだ」とコメント。今月23日(水)に緊急来日するレオナルドも「彼の音楽はこの映画のテーマそのものを表現していると思う。初めて聴いた時、まさに求めていた音楽だったから深く感銘を受けた」と最初に聞いた時の感動を振り返っている。

監督と主演俳優から称賛された本人は「本作の話があった時は、まだ体調は万全ではなかったのですが、イニャリトゥ監督からの話なので何があってもやらないといけないと内心思いました。初めて観たその時から、この映画の主人公は"自然"だと思いました。人間ドラマを包む大きな自然というものを音楽で描きたかったのです」と語った。

大島渚(『戦場のメリークリスマス』)や山田洋二(『母と暮せば』)、ベルナルド・ベルトルッチ(『ラストエンペラー』)、ブライアン・デ・パルマ(『ファム・ファタール』)といった国内外の名立たる監督と仕事をしてきた坂本。アカデミー賞を獲得した『ラストエンペラー』をはじめ、数々の名曲を生み出してきた彼がどんな演奏を披露するのか注目だ。

仲間の裏切りで愛する者を奪われたヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)。激しい怒りを力に変えて奇跡的に死の淵から蘇えった彼は、復讐心のみを武器にして、300キロにおよぶ容赦ないサバイバルの旅に出る――。

『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)、TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー。坂本が手掛けたオリジナル・サウンドトラック「The Revenant(蘇えりし者)」は好評発売中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『レヴェナント:蘇えりし者』
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