1994年から10シーズンにわたって放送された大人気コメディドラマ『フレンズ』。今年初めに本作の監督を務めたジェームズ・バロウズの功績を称える米NBCの特別番組でメインキャストたちが再会を果たすと報じられ話題を呼んだように、今でも根強く支持される『フレンズ』の非公認ミュージカルが上演されることが分かった。
『フレンズ』は、ニューヨークに住むロス、チャンドラー、ジョーイ、レイチェル、モニカ、フィービーという男女6人の恋愛模様や友情を描いた作品。米E!Onlineによると、この非公認であるパロディ・ミュージカル『Friends: The One Where They Sing』は、上演会場に観客がお酒などのドリンクを持ち込めるため、劇中で展開されるお酒を使ったゲームに、オーディエンスが参加することもできるという。
このミュージカルの脚本&演出を手掛けるイーライ・ゴールデンは、『フレンズ』の再放送を深夜に見ている時に、ミュージカルのアイディアを思いついたとのこと。「毎晩ベッドに入る前に再放送を見ているのですが、私にとってとても意味のある作品なんです。私はミュージカルの大ファンでもあるので、このドラマの世界観をそのままに、素晴らしいストーリーを伝えられたらと思いました。ミュージカルと『フレンズ』のファンによる、ファンのための作品です」と語っている。フィービーが歌うおなじみの曲「Smelly Cat」やロスが飼っていた猿のペット、マルセルも登場する予定。メインキャスト6人のほか、チャンドラーの元恋人のジャニスや、6人の溜まり場「セントラルパーク・カフェ」のオーナーで、レイチェルに恋していたガンターもストーリーに花を添えるそうだ。
非公認ミュージカル『Friends: The One Where They Sing』は、イリノイ州シカゴのMCLシカゴ・シアターにて、6月10日(金)から7月29日(金)まで公演が行われる。(海外ドラマNAVI)
Photo:『フレンズ』