『ブラインドスポット タトゥーの女』ボイスキャスト座談会!

2015年秋シーズン、全米ナンバーワンヒットを記録した超話題のクライムサスペンス『ブラインドスポット タトゥーの女』が、いよいよ5月に日本初上陸! そこで今回は、FBI特別捜査官カート・ウェラー役の山寺宏一さん、ウェラーの上司であるベサニー・メイフェア役の小宮和枝さん、ウェラーの同僚捜査官ターシャ・ザパタ役の林真里花さんの3名による座談会形式のインタビューを実施。ドラマの見どころやアフレコ現場の様子、ボイスキャスト同士の交流エピソードなど、たっぷりお話しをうかがってきました!

 

カート・ウェラー役 山寺宏一さん
ベサニー・メイフェア役 小宮和枝さん
ターシャ・ザパタ役 林真里花さん

(以下敬称略)

――まずは、『ブラインドスポット タトゥーの女』の見どころを教えてください!

林:第1話のオープニングシーンが、何と言っても衝撃的です!
山寺:そう、全身をタトゥーで覆われた記憶喪失の主人公のジェーン・ドウが、ニューヨークのタイムズ・スクエアの路上に置かれたボストンバッグの中から登場するんですよ!
小宮:自宅でのリハーサルで初めて映像を見たとき、「エーッ!?」って思わず一人でツッコミを入れちゃいましたもん(笑)。
山寺:登場シーンのジェーンは、一糸まとわぬ姿なんです。大事な部分を上手に隠しながら出てきたので、何とか見えないものかと思わず角度を変えながら画面を覗き込んじゃいました(笑)。しかも、そんな彼女のタトゥー、その意味が謎に包まれているんです。後にそれが犯罪解決の手がかりであることが分かってきますが、誰がどんな理由で彫ったものなのかは、いまだもってまったくの謎。もしかしたら、脚本家たちもまだどう展開していくのか決めていないのかもしれないですね(笑)。
いずれにせよ、彼女の全身タトゥーに相当な数の謎が仕込まれていることは間違いないです。"ブラインドスポッター"なんていうコアなファンが急増して、みんなであれやこれやと謎解きを始める日も近そう(笑)。
小宮:タトゥーの謎はもちろん、ジェーンという主人公の魅力もこの作品の大きな見どころです。彼女は本当に強い! 強い女性って大好き。カッコイイです。
山寺:キリッとした表情がいいよね。
小宮:ジェーンを演じているジェイミー・アレクサンダーのハスキーな声もいいですよね。
山寺:確かにジェイミー・アレクサンダーの声もいいけど、せっかくだからジェーンの吹替を担当している本田貴子ちゃんの魅力も語ろうよ(笑)!

――ぜひぜひ、ジェーン役の本田貴子さんの演技についてもお聞かせください!

山寺:ジェイミー・アレクサンダー本人ほどハスキーではないけれど、貴子ちゃんの声が驚くほどピッタリ合ってるんですよ!
小宮:本当に、貴子ちゃんはスゴイ!
林:向こうの役者さんと声質が違っても、いつもピッタリとハマるんですよね。
山寺:欧米人の雰囲気に合うんだよね。やっぱり彼女の演技力の賜物でしょうね。

――みなさんが演じているそれぞれのキャラクターについても教えてください。まず、カート・ウェラーはどんな人物ですか?

山寺:チームの長がメイフェアで、僕が演じているウェラーはその部下にあたるFBI特別捜査官です。ジェーンのタトゥーに自分の名前が彫られていたことから、彼女の事件の捜査に関わることになります。当初は、なぜ自分の名前がタトゥーに彫られているのかまったくの謎だったんですが、徐々にジェーンとの個人的な関わりが見えてきて......。だからこそ、ウェラーの彼女に対する思い入れは人一倍強い。ジェーンは捜査の対象であり、さまざまな事件を解決していく仲間の一人であるはずなのに、ウェラーは公私混同気味で。そんなウェラーとジェーンとの複雑な関係性が面白いです。面白いと言えば、ウェラーって、腕利きなのに意外と弱いんですよ! 現場でチームを率いるリーダーでありながら、実は何度もジェーンに命を救われる場面があって(笑)。そんな人間的なところも、彼の魅力につながっているのかもしれません。
林:ウェラーと父親との関係も気になりますよね。
山寺:そうなんです。彼と父親の関係も複雑です。タトゥーの謎、さらにはタトゥーが示す事件の捜査だけでもヘビーなウェイトを占めているというのに、ウェラーをはじめとしたキャラクターたちのプライベートに切り込むことも忘れないのがこの作品。1話分の中身が濃いです!
林:本当に濃い! 事件解決への道のりと同時に、キャラクターたちの過去もどんどん掘り下げられていきますから。
山寺:それでも散漫にならないのが、この作品の凄さですね。テンポの良さも抜群です。

――ターシャ・ザパタはどんな人物なのでしょうか?

林:私が演じているザパタはウェラーの同僚の捜査官で、小柄だけれど強さを持ち合わせた女性です。でも、実は同僚たちに隠している秘密があって......。ネタバレになるので多くは語れませんが、話数を重ねるごとにザパタ自身の葛藤が浮き彫りになります。だからこそ、彼女の今後がとても不安ですね。私の出番にも影響しますから(笑)。

山寺:最近収録を終えた某話でザパタの抱えるある秘密が明らかになったんですが、そのときは、「ザパターッ!!」とスタジオ内が大きくどよめきましたね。
林:「ザパタ」ってとても発音しにくい名前なのに、あのときばかりは、みんなよどみない滑舌で「ザパターッ!!」って叫んでましたもんね(笑)。
小宮:事前の打ち合わせなんてもちろんないのに、全員ピッタリ声が揃ってました(笑)。
林:どうぞ、そんなザパタにもご注目ください!

――では、ベサニー・メイフェアはいかがでしょうか?

小宮:メイフェア役のマリアンヌ・ジャン=バプティストの吹替はほかの作品でも担当したことがありますが、言うなれば小さいながらもパワフルなオバチャンですね(笑)。今回はチームの長という役どころもあって、とてもテキパキしてます。しかも、熱いものを内に秘めているんです。またしてもネタバレになるので詳しく言えませんが、"ウフフッ"な過去もあって(笑)。CIAともつながりがあったり、なかなかミステリアスな女性です。
山寺:ジェーンのタトゥーに彫られていたのはウェラーの名前だけど、実は、メイフェアがタトゥーの裏でうごめく巨大な何かに最も深く関わっているんじゃないかな、と。
小宮:間違いなくメイフェアはキーパーソンですね。
山寺:メイフェアもザパタもそうですが、主要な登場人物たちはみんなそれぞれ何かを抱えているんです。タトゥーの謎と並行して、彼らの謎が解き明かされていくのも、この作品ならではの見どころ。プロットが実に緻密で、本当に良くできた脚本です。ジェーンのタトゥーを中心とした縦軸のストーリー展開に加え、事件解決という1話完結の要素もある。そのバランスも絶妙です。

――なるほど! キャラクターの魅力からドラマの魅力もより伝わってきました。では、ほかの登場人物についてはいかがですか?

山寺:同僚捜査官のエドガー・リードは、ジェーン、ウェラー、ザパタ、メイフェアに比べると、あまり裏の顔が見えてこない人物ですね。
林:リードはある意味"謎"ですよね。ただ、いつも周りのメンバーに突っかかっている印象はあります。ジェーンに対しては猜疑心むき出しですし(笑)。それを考えると、彼もやっぱり何かを抱えているのかも!?
小宮:私は、ジェーンのタトゥーを分析する科学捜査部門の責任者パターソンが好きです。自分は文系の人間なので、聡明な理系女子の彼女には憧れちゃいます。一番若いのに、誰よりも難解なセリフをしゃべってますし。
山寺:シーズン途中から登場するCIAのカーターにも注目です。彼、いわゆる"食えない男"っていうやつで(笑)。
小宮:吹替版では、仲野裕さんがそれはそれは楽しそうに演じてます(笑)。彼とメイフェアの関係性にも注目です!
山寺:ほかには、記憶をなくしたジェーンをサポートするボーデンという精神科医もいますね。ジェーン以外のキャラクターとの絡みは少ないんですが。
林:私、ボーデンってすごく怪しいと思います! 海外ドラマって、内部に裏切り者がいる設定が多いじゃないですか。穏やかな口調でいつも微笑みをたたえているだけに、私の中では今のところボーデンが怪しい人物ナンバーワンです(笑)。
山寺:僕はまったく怪しさを感じないけどなあ。でも、ボーデンがジェーンを好きになっちゃったらどうしようってハラハラすることはある(笑)。精神科医だからこそジェーンに肩入れしちゃいけないはずなのに、いつかウェラーとジェーンの取り合いを始めそうな気がして......(笑)。
小宮・林:それ、妄想じゃないですか(笑)?
山寺:いやいや(笑)。レギュラー以外にも、気になるキャラクターが次々と登場しますよ。中には"コイツは怪しい! 謎の鍵を握っているかも!?"と疑いたくなる人物も出てきますが、その予想があっさり覆されることも(笑)。そこもまた面白いですね。

――それぞれの役作りのポイントについても教えてください!

小宮:メイフェアは難しい言葉を多々口にするんです。ですから、ポイントはやはり"滑舌"です! 演出家からは、「もっとメンバーを顎で使っているような雰囲気で!」と指導されることもあります。
林:メイフェアは聞き慣れない言葉をたくさん言いますよね。
山寺:短いセリフの中にも大切な情報がいくつも盛り込まれているから気が抜けないよね。
小宮:本当に気の抜けるシーンが少ないんですよ! 惚れた腫れたの恋愛モノの方が、セリフを言うのは楽かも(笑)。

山寺:『ブラインドスポット』は、緊張の緩めどころがない作品ですね。セリフの少ないアクションシーンもあるにはありますが、これほど緊張感が途切れない作品は珍しいと思います。
小宮:私がパーマー大統領夫人役を担当した『24 -TWENTY FOUR-』も緊張感が途切れない作品でしたが、『ブラインドスポット』はそれを超える勢いです!
林:ザパタに関しては、演出家から"男っぽく"とリクエストされました。サバサバして見えるタイプは内面が女性的な場合が多いんですが、ザパタは刑事ですし、極力女性らしさを抑えるよう心がけています。地声に近いトーンでストレートに声を出しているので、演じていて楽しいですね。悪女役などとは違って等身大の自分に近いので、本当に楽しくやらせてもらっています。
小宮:真里花ちゃん、本当に楽しそうだもんね。
山寺:リアル過ぎて、セリフじゃなくて真里花ちゃんが普通にしゃべっているように聞こえるときもあるよね(笑)。とにかく、女性のボイスキャストたちはスゴイ! みんなそれぞれのキャラクターにピッタリとハマってるから。負けじと僕も頑張ってます。ウェラーについては、見た目通りのカッコ良さに加えて、ジェーンに対する思い入れなど人間味溢れる部分も表現したいと思いながら演じています。強いようで弱くもある彼のさまざまな表情を出せたらな、と。

――役作りという点では、特に山寺さんは幅広い役柄をこなされていると思いますが、演じ分けの秘訣はありますか?

山寺:声の仕事というのは、声色を使い分けることでは決してないんです。そのキャラクターになりきるため、自分の演技の幅の中で最も適した声で表現する、それに尽きると思っています。
小宮:おお! 模範的な答え!
山寺:声色を駆使してセリフを言っても、向こうの役者さんの本気の演技にそぐわないですから。
小宮:そうですね。吹替の根幹は"芝居"ですもん!
山寺:とは言え、犬やカビ(『それいけ!アンパンマン』のめいけんチーズ、かびるんるん)を演じるときには声色も使いますけどね(笑)。ただし、洋画の吹き替えで声色を意識することはないです。

――これまでの収録を終えた範囲で、視聴者にぜひ見てもらいたいシーンはありますか?

林:私は、オープニングタイトルのシーンが大好きなんです! 音楽が徐々に大きくなり、盛り上がったところでタイトルロゴが出る。気持ちが上がりますね。オープニングタイトルに毎回注目してほしいとお願いするのもどうかと思いますが(笑)。
山寺:僕は、詰めの甘いウェラーが何かとジェーンに助けられるシチュエーションに注目してほしいです(笑)。
林:ウェラー、あんな調子でよく今まで無事だったなと思うこともしばしばですもんね(笑)。
小宮:私は、ジェーンが持ち前の洞察力で「これは何かおかしい!」と気付くタイミングにドキドキしますね。
林:ジェーンは確かに勘が鋭い!どんな訓練を受けてきたのか、必ず危機を察知するんですよね。彼女の素性がますます気になります。

――話は変わりまして、アフレコ現場やキャスト同士の雰囲気はいかがですか?

小宮:山寺君のおかげで、スタジオ内はかなり盛り上がってます!
山寺:本番の最中はピリッとした空気が張り詰めていますが、緊張感が途切れない作品だけに、収録の合間や収録後は逆ににぎやかですね。
林:本番中はかなり必死ですもんね。
山寺:演出家が"面白くも厳しい"方なんです。本番では的確な指示をビシッと与えてくれるので、演じる側の気持ちも引き締まりますし、とてもやりやすい。彼女の影響でスタジオ内の雰囲気はすごく良いです。収録後は、演出家も含めて飲み会へ......という流れも少なくないですね。
林:張り詰めていたものを解放して帰らなきゃ(笑)。飲み会の席では山寺さんの鼻笛の演奏で盛り上がりましたよね。
山寺:鼻笛(ノーズフルート)にもいろいろ種類があるんですが、僕が愛用しているのは「ボカリナ」。たまたま、その日の飲み会の席が個室だったので披露したら、みんな気に入ってくれて。和枝さんなんてその場ですぐにネット注文してましたよね(笑)。木製のものや磁器製のものもありますが、プラスチック製が一番扱いやすいです。
小宮:山寺君のボカリナ、本当に上手なんですよ!
山寺: ハハハ(笑)。こんな話題で盛り上がることもありますが、もちろん『ブラインドスポット』の話題でも盛り上がってます。例のごとく「ザパターッ!!」とか(笑)。
小宮:そうそう、アフレコ現場にはいつも山寺君がおいしいお菓子を差し入れしてくれるんですよ!
林:うん、本当においしい!!
山寺:自分が食べたいから持ってきてるだけです(笑)。アフレコ収録って、だいたい4時間くらいかかるんです。お腹もすいてくるし、しゃべりっぱなしだと息抜きも必要だし。
小宮・林:本当にいつもありがとうございます!!
山寺:そう言われちゃったら、また次も持ってこなきゃいけなくなるじゃないですか(笑)。
小宮:あの麻布十番のチーズケーキは本当においしかったー!!
山寺:でも、過去には失敗談もありますよ。誰にもおいしいって言ってもらえない差し入れをしちゃったことも。やっぱり、おいしいと言ってもらえるものを差し入れなきゃなと反省しましたね(笑)。

――貴重な裏話をありがとうございます! 楽しいお話の流れで、みなさんの"ブラインドスポット(盲点)"ならぬ"弱点"を教えていただけたら嬉しいのですが......。

山寺:僕は弱点しかないです! "弱点"が服を着て歩いているようなもんですよ(笑)。
小宮:よく言うわー(笑)。私、本当におっちょこちょいなんですよね。デパートのポイントカード、いつも違うお店のものを出しちゃって。
山寺:それカワイイですよ!
小宮:それだけじゃないんです! 私、とにかくよく転ぶんですよね(笑)。酔って階段から落ちて左の肋骨にヒビが入っちゃったことも。後日、「片側だけだとバランスが悪いかな?」と、右側の肋骨にもヒビを入れたくらいで(笑)。
山寺・林:エーッ!!
小宮:わざとじゃないし、昔の話ですから(笑)! ただ......、最近は真っ昼間にシラフで転んじゃうんですよね。
山寺:和枝さんはしっかりしたイメージだから意外! 真里花ちゃんは?
林:私も弱点ばっかりですが、運動は特に苦手ですね(笑)。今回のザパタもそうですが、激しく動く役を演じることが多いんです。アマゾネスじゃないけど、ウォーッ!っていうアクティブな女性(笑)。ある現場で音響監督に、「君、運動嫌いでしょ?」って言われたことがあって。
山寺:ホントに!?
林:ええ。そのときはドキッとしましたね。セリフの口調や、発声しているときの背中の動きで"この人は運動が苦手だな"って分かるらしくて。
山寺:声の表現にそれが表れていたってこと?
林:そうみたいです。「ちゃんと運動もした方がいいよ」って言われました(笑)。結局、その後も運動はしていないんですけど(笑)。
山寺:とは言え、激しいシーンも真里花ちゃん、バッチリこなしてるよね。
林:自分でもそういうシーンを演じるのは好きなんですけど、さすがにこの指摘を受けたあとは次の収録に行くのが怖かったです(笑)。で、山寺さんの弱点は?
山寺:いやあ、本当に弱点だらけなんですが、一番は"片付けができない"ことですね。我が家のウォークインクローゼット、僕の衣装部屋になってるんですが、それを見たらみんな「ウソでしょ!?」って引くと思いますね(笑)。先日、2日かけて片付けに挑んだんですが、まだまだ大変な状況。ほとんど病気ですね(笑)。物心ついたころから、「宏一、部屋を片付けろ!」って親に言われてきたのにコレですから。今は同じことを妻に言われてます(笑)。ウォークインクローゼットで目的の洋服を捜すのは"宝探しゲーム"みたいなもの。慌てて捜そうとするから、余計グチャグチャになるという悪循環で(笑)。
林:山寺さん、几帳面なイメージなのに!
山寺:本当にヒドイですよ。今度、写真に撮ってきましょうか(笑)?
林:毎日"宝探し"っていうのも楽しそうですけどね(笑)。
山寺:下の方にあるものはもう諦めて、"上澄み"だけで暮らしてます(笑)。
小宮:弱点はそれだけ?
山寺:いやいや、とにかく怠け者ってところもあります。仕事以外のことは何もしない(笑)。この仕事をしてなかったらどれだけダメ人間になっていたのかと思いますね。
林:私も自分のことそう思う(笑)!

 

――海外ドラマファンに向けて、お好きな海外ドラマがあれば教えてください!

林:学生時代、「ビバリーヒルズ高校白書」にハマりましたね。海外ドラマを見始めるきっかけになった作品です。当時、自分も高校生だったので、友だちの間でもメチャクチャ流行って。みんなでビデオを持ち寄って、学校の視聴覚室で見たこともあります(笑)。
山寺:僕は『フルハウス』ですね。ジョーイ役を長くやらせてもらったので。この作品の収録を終えてのキャストの打ち上げは、『フルハウス』の舞台である現地サンフランシスコへの旅行でした! もちろん自費で(笑)。ほかには、主人公のドン・ドレイパー役をやらせてもらっている『マッドメン』。本当に大好きな作品です。あ、でも今一番好きなのはもちろん『ブラインドスポット』です(笑)!
小宮:私は、名女優キャシー・ベイツ演じる主人公の弁護士ハリー役をやらせてもらった『ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所』が大好きでした。音楽の使い方一つ取っても、本当にオシャレな作品で。キャシー・ベイツにはもっと長くあの役を演じてもらいたかったです。

――最後に、海外ドラマファンへのメッセージをお願いします!

小宮:『ブラインドスポット』は、とにかく脚本の完成度が高いので、グイグイ引き込まれること請け合いです! どうぞお見逃しなく!
林:先ほどもお話ししたように、オープニングタイトルはぜひお楽しみいただきたいです!
さまざまなキャストが担当している"前回までのあらすじ"も必見です。あとは、ザパタとういキャラクターが今後も長続きするかどうか(笑)。そのあたりにも注目いただきつつ、1話たりとも逃さずご覧いただければと思います。
山寺:本当に『ブラインドスポット』の脚本は秀逸です。謎が謎を呼ぶストーリー、息もつかせぬ展開はもちろん、テンポの良さやそれぞれのキャラクターたちの魅力も抜群で、海外ドラマ史上に残る作品に仕上がっていると思います。現地アメリカではすでに大ブームとなっているように、日本でもきっとブームが巻き起こるはず! 今、まさに見るべき作品だと思いますので、乗り遅れることなく楽しんでください。 「『ブラインドスポット』知らないの?」なんて言われないように! 吹替版のクオリティも高いので、どうぞご期待ください!

 

みなさん、ありがとうございました! WOWOWでの放送スタートは5/21(土)ですが、5/1(日)午後3:10から第1話、第2話の先行無料放送があります! いち早く『ブラインドスポット』ファン("ブラインドスポッター"?)に名乗りを上げるべく、ぜひぜひご覧ください!!

Photo:『ブラインドスポット タトゥーの女』
カート・ウェラー役山寺宏一さん
ベサニー・メイフェア役小宮和枝さん
ターシャ・ザパタ役林真里花さん