残りのGWはコレ!『ゲーム・オブ・スローンズ 第五章:竜との舞踏』が素晴らし過ぎる..。

先週から最新シーズンとなる第六章の日米同時放送がスタートしている『ゲーム・オブ・スローンズ』。ジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌(原題:A Song of Ice and Fire)』を原作としたHBO製作のテレビドラマで、2011年春の全米放送開始からあっという間に全世界で話題となり、放送開始から丸5年が過ぎた今もその人気と次期シリーズへの期待感はとどまることを知らない大人気シリーズです。

 

この作品が紹介されるとき、日本では、よく「映画なみのクオリティ!」「映画を超えたスケール!」というような表現が使われることが多いと思います。これは、専門家の方が、より多くの視聴者に知ってもらうために、「映画」になじみのある層に対して、わかりやすい表現として対比するために用いられているのだと思いますが、率直に言うと、扱う原作のストーリーからして、もうとっくに「映画」の枠は超えていると思うんですね。

 

昨年の第67回エミー賞では、『ゲーム・オブ・スローンズ 第五章:竜との舞踏』が歴代最多となる12部門を受賞しました。これはエミー賞史上初の快挙となり、同時にTVドラマジャンルでいうところの「ファンタジー作品は受賞できない」というジンクスを大きく覆した結果となりました。

まだ本作をご覧になっていない方からすると、「そんなにすごいのか?」と思うかもしれませんが、――はい。すごいんです。『ゲーム・オブ・スローンズ』は他に類の無い素晴らしいドラマ作品だと断言します。ドラゴンもホワイト・ウォーカー(死者)も出てきますが、いわゆる"剣と魔法の物語"かと思ったら大間違い。海外ドラマは良く見ているほうだけど、これはまだ観ていない、という方は、海外ドラマファンとしてのこれまでの人生を半分以上損していると言わざるを得ないほどのもったいなさです。そのジャンルに興味がなかったりすると、うっかり観ないでそのまま来ちゃった...という人も結構いるんじゃないかと思うので、そんな方はこのGWに第一章~第五章までをしっかり観て頂くことを強くお勧めしたいです。

 

現在、日米同時放送やHuluでの視聴も広まっております。もちろん、それで観て頂いても十分に面白いのですが、この作品に関していえば、私は個人的には、映像・音声ともクオリティの高いブルーレイディスクで、リビングの大画面テレビで、一日一章(10話)イッキミ!というスタイルでの鑑賞をお勧めしております。

■一章でちょうど10話のピッタリ感!
『ゲーム・オブ・スローンズ』は、一話一話、どのシーズンのどの話をとっても、必ず「続きを観ずにはいられない!」という作りになっています。放送で1話だけで来週まで我慢するなんて到底無理ですし、配信サービスでイッキミした場合、黙っていたらもうどこで止めていいのかわからないという現象にも陥ってしまう可能性があるので、ブルーレイで一章につき10話で一日を終えるのがちょうど良いんです。体感速度的にも、10話を感じさせないくらい、非常にあっという間に過ぎていくでしょう。しかし、現実問題これでほぼ一日は過ぎてしまいますので、残りの時間は休息し、次の章は翌日に取っておくようにしてください。そんなわけで、このGWがまさにちょうどいいのです。

5/3(火)第一章、5/4(水)第二章、5/5(木)第三章、5/6(金)は仕事がある人もいると思うので中休み、5/7(土)第四章、5/8(日)第五章、という具合です。ほら、これでもう、GWの予定は完璧です。

 

■細部まで何度でも!
ドラマをイッキミしていると実は盲点になりがちなのが、オープニング、エンディングのテーマ曲の部分。本作のオープニング映像は、七王国の成り立ちが地図模型で表現されていて、各章毎に、その勢力関係や劇中で起こっている出来事によっても違った演出がなされています。また、エンディングの曲も、本作のテーマをその回の終わりのムードによって、アレンジされていたり、何パターンものバージョンが聞けるので、これはぜひ良音で体感して欲しいんですよね。

 

上記で述べた通り、本作は海外ドラマ史を塗り替え偉業を達成した、間違いなく歴史に残るシリーズです。自分の手元にコレクションしておいて損はない作品です!

『ゲーム・オブ・スローンズ 第五章:竜との舞踏』は、5月3日(火)ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントよりリリース!また、第一章~第四章は現在大好評発売/レンタル中。この機会にぜひ鑑賞を!


Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ 第五章:竜との舞踏』
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