『レジェンド・オブ・トゥモロー』数原龍友さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)インタビュー

DCの最強ヒーローたちがチームとして集結し、レジェンド(伝説)となって活躍する人気シリーズ『レジェンド・オブ・トゥモロー』。本作のブルーレイ&DVDが今秋リリースとなる。初めて海外ドラマの吹替に挑戦するGENERATIONS from EXILE TRIBE の数原龍友さんに突撃インタビューしてきました!

 

――実際にアフレコをやってみてのご感想は?

レコーディングと違ってすごく緊張感のある空間でしたし、予定より早く終わったんですが、スタッフの方が優しくアドバイスしてくださって、やりやすい環境を作ってくださったからこそ、早く終えることができました。自分の実力じゃなくて周りの方に助けられながら挑戦できたなと思います。

――先程の会見の中で、距離感が大事だとアドバイスをもらったとおっしゃっていましたが、どんなアドバイスをもらったのですか?

もっと遠くの人に伝える気持ちで言ったほうがいいとアドバイスをもらいました。

――それは番組を見てる人、ということですか?

自分の役が周りに訴えかける瞬間があったんですが、「もっと周りを煽るようなテンションで。周りに何十何百って人がいて、その人たち全員に伝える感じで」とアドバイスをもらいました。イメージがしやすかったですし、そうした距離感はやはり難しかったですね。目の前にいる人に伝えるのと、何十人にっていう感じが...やっぱりド新人なんで、声だけで表現するのは難しかったです。

――やはりコンサートとは全然違いますか?

違いますね。歌うこととは全然違います。

――OKが出た瞬間はいかがでした?

初めての経験で自分でも手ごたえがまだつかめなくて、どうだろうと思いながらOKを待っていたので、(OKが出た時は)すごく安心して嬉しかったです。今ので良かったのかなっていう不安もどっかにあったりしましたけど、そういう今しか味わえない気分も楽しませてもらえました。

――報道陣の前での公開アフレコはどうでした?

いやもうめっちゃ緊張しました。手震えてました。それを隠すのに必死でした。

 

――アトムが好きなキャラクターだとおっしゃってましたが、この『レジェンド・オブ・トゥモロー』のメンバーの中で演じたい役は?

はい。アトムが好きなので、やっぱりアトムはやってみたいですね。ナイスガイな感じがあるじゃないですか。紳士な部分もあって、でもちょっと抜けてるところもあるっていうところが魅力的ですし、何より、小さくなれるって憧れるじゃないですか!

――DCのようなアメコミを好きになったきっかけは?

もともとヒーローものが大好きなんです。小さい頃とかウルトラマンみたいな、人を守るとか助けるものに惹かれて、気づけばそういう映画もたくさん見ていましたね。

――『レジェンド・オブ・トゥモロー』の第6話でホークガールがモテモテでしたが、メンバーの中の恋愛なども楽しみですか?

そうですね。どうなっていくんだろうって思いました。

――ホークガールとホワイトキャナリーの女性二人だと、どちらが好みですか?

二人とも癖があるから選べないです...でも綺麗ですよね。めちゃめちゃ魅力的だと思います。ただ、(何度も転生しているという設定の)ホークガールはもう何年生きてるんだっていう話ですけど(笑) どちらも魅力的で、二人とも結構キーパーソンになりそうな感じがありますよね。このメンバーは正義のヒーローだけじゃないので、大丈夫かな、ちゃんと敵倒せるのかなって心配もあります。でもそれもこの作品の魅力だと思うので、彼らがどうなっていくのかも楽しみです。

 

――数原さんは今回、二代目デスストローク役として、たくさんの部下を従えていましたが、ボスであることの気持ち良さとかありましたか?

この第6話に出てくる敵として一番中心核の大役だったので、"従えてる感"は逆に難しかったですね。リーダーとして威厳のある感じを表現するのにすごく苦労しました。

――RAMPAGEなどで後輩がたくさんいらっしゃいますが、今回の役とは接し方は違いますか?

全然違いますよ(笑) あんなことやってたら嫌われます。「処刑の時間だ!」なんて絶対言わないですよ(笑) RAMPAGEのメンバーはほとんど年齢変わらないので、別に先輩ヅラすることもないですし、結構フランクに話してますね。

――逆に、先輩方で従わせてくる先輩とかはいますか?

先輩方はすごい優しく接してくれます。特に悪役みたいな先輩はいないですね、みんな正義のヒーローみたいな感じです。

――この作品の中で登場人物たちは過去や未来に何度もタイムスリップしますが、数原さんならどこにタイムスリップしたいですか?

ここ最近のことなんですが、ツアー初日の福岡公演が緊張しすぎてて、オープニングで出た時に明らかに地に足が着いてないまま1曲目、2曲目ぐらいをやっちゃったので、そこに戻って冷静にやりたいですね。1曲目だけでもやり直したいです。映像を見たらガチガチなのが伝わってくるくらいですから...。

――タイムスリップしてメンバーの小さい頃が見られるとしたら誰が見たいですか?

うーん...。みんなそれぞれ面白い過去の持ち主ですからね。亜嵐君見てもどうせモテてるだけだろうし、涼太もサッカーとかやってモテてるだけだろうし、玲於も多分ダンスやってるし、隼もあのお調子者のまんまだし、メンディー君はメンディー君で楽しい幼少期だと思うんで、やっぱり一番謎なのが裕太君。彼の過去が見えなさすぎなので見たいですね。彼、走ったら首痛めでギブスしてるっていう写真があって面白いんですよ。あまり知られていないのですが、裕太君はGENERATIONSの中では結構いじられキャラなんで、過去に何があってそうなったのかは知りたいですね。みんな気になってると思うんで。

 

――『ARROW / アロー』『THE FLASH / フラッシュ』など、数原さんの好きな海外ドラマは、普段どんなシチュエーションでご覧になりますか?

基本的に一人ですね。映画とかもそうなんですが、基本的には人と行くのが嫌で...。もし同じ観たい好きな映画があったりしたらメンバーと行くくらいです。海外ドラマは家でゆっくり、自分のペースで見ます。ビール飲んだり、筋トレいっぱいした後でささみ食べたりとかしながら。ヒーローものを見るとめっちゃアドレナリン出ます。時間作ってイッキ見しちゃいますね。分けちゃうと、次見たいのに仕事行かなきゃいけないのが嫌なんで。

――ちなみにDCのドラマの中で好きなキャラクターは?

みんなそれぞれ個性があって面白いんですよね。『ARROW』のオリバーは自分の中ではかっこよすぎて、かけ離れている"大人"なんで、きっと『THE FLASH』のバリー・アレンことフラッシュの、あのやんちゃな感じがすごい好きです。

――オリバーとバリー、どっちが自分に近いですか?

フラッシュのバリーじゃないですか。後先考えずに動いちゃう感じとか、似たところがあると思うので。オリバーは"大人"過ぎて仏の領域なので。背負ってるものが全然違いますから。

――アメコミには能力者がたくさん出てきますが、使えたらいいなと思う超能力はありますか?

ビームですね。目から。昔からの憧れなんです。ビーム使えたら便利ですよ、何するにしても。以前イベントでも話したんですが、まず缶詰開けられますよね、スナック菓子の袋も綺麗に開きますし、野菜とかパーって千切りですよ。一番活用できると思いますね、ビームが。絶対いいですよ! おすすめです。

――普段からそういうことを考えるんですか(笑)?

考えますよ。今、ビーム使えたらめっちゃ便利だろうなって。缶詰を開けたりとか、爪切りたてで細かい作業をする時とか、ビームできたらなって思います。

――今後も声のお仕事のオファーが来ると思いますが、やっぱりヒーローものがいいですか?

まだまだ挑戦してみたいものがたくさんあって、歌もそうなんですが、まずはいろんなことをしっかり学びながら一つ一つ積み重ねていくことが大事なので、勉強しながらまたヒーローものに挑戦できればと思います。悪役・ヒーロー問わず挑戦したいですね。

――今後、声のお仕事にとどまらず、ほかにやりたいことはありますか?

体を動かすのが好きですし、昔から格闘技とか好きなので、そういう男らしいところは貫いていきたいですね。体鍛えたり、とか、肉体を使って。

――何かのイベントや大会に出てみようとか?

そこまでではないですけど、格闘技やっている人は、練習やつらいことを乗り越えて自信に満ち溢れてる感じがするから、男としてかっこいいなと思うことが多くて。そういう方々って、ちょっとしたことではめげないし、絶対自分に負けないと思うんですよね。自分はもちろん歌うことが大事なのですが、歌で壁にぶち当たったり、挫折を経験した時、つらいことをやっていると乗り越えられそうな気がするんで、体を使って男らしい仕事、うん、格闘技はやってみたいです。

 

――先ほども筋トレの話が出ましたがトレーニングをちゃんと継続していくモチベーションは?

憧れの存在ですかね。自分は歌を歌うんでほど良くですけど、EXILE TRIBEの先輩方はもうやばいですね、みなさん。歌だけじゃなく人間面もですけど、一緒にいさせていただくだけで学べることがすごくあるので、本当に憧れの先輩たちです。

――数原さんをきっかけにアメコミを見始める人もいると思いますが、そんな人たちにおすすめのポイントは?

登場人物が多いアメコミの作品には絶対自分の好きなキャラクターが出てくるはずなので、その人に注目して見てみるとよりファンになって魅力にどんどん惹きつけられて、周りのヒーローも好きになっていくと思います。『レジェンド・オブ・トゥモロー』はたくさんのヒーローが集結した、DC版の『アベンジャーズ』なので、すごい迫力もありますしワクワクもすると思います。ただのヒーローだけでなく、悪役もいたり、ヒーローたちの間でも様々な戦いがあったりとドラマがあるのでそこが魅力的です。これから彼らがどうなっていくのか、そして最終的に敵を倒せるのかが見どころなので、楽しみにしていてください。

――ありがとうございました!

『レジェンド・オブ・トゥモロー』は、ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントよりデジタルセル先行配信中、ブルーレイ&DVDは今秋リリース。


Photo:『レジェンド・オブ・トゥモロー』(C)2016 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.