ウォシャウスキー姉妹の『センス8』、妹リリーが休養のため製作総指揮から離脱

世界各地に散らばりながら、不思議な力でつながった8人の運命を描くNetflixのドラマ『センス8』。本作で製作総指揮を務めるウォシャウスキー姉妹のうち、妹のリリーがシーズン2で離脱することを、Buzzfeedが伝えた。

離脱の理由について、ノミ・マークスを演じるトランスジェンダーの女優ジェイミー・クレイトンは、「リリーはしばらく休みを取る必要があったの」と、電話インタビューで説明している。

リリーは今年3月、姉のラナに続いて、トランスジェンダーとして性転換したばかり。休暇を取り、自身の健康に専念するということだが、シーズン3の制作が決まったら復帰する可能性はあるという。

姉のラナ・ウォシャウスキーは、脚本家のJ・マイケル・ストラジンスキーとチームを組んでいるとはいえ、世界各国でロケ撮影をする規模の大きな本作においてさらに大きな責任を担うことになった。それでも、ジェイミーによると「ラナはスーパーウーマンであることは間違いないわ。活力と創造性を作品に注ぎ込んでいる。彼女がいる時はいつも、私はすっかり畏怖の念に打たれているの。彼女自身が絶対的な力なのよ」と話していることから、作品を牽引する力は衰えていないようだ。

1996年の映画『バウンド』で初監督をして以来、20年間にわたって、ずっと一緒に仕事をしてきたウォシャウスキー姉妹(当初は兄弟)。大きな作品で二人が別々になるのは初めてのことだ。

なお、今年4月には、カフィアス役をシーズン1で演じたアムル・アミーンが突如降板するなど、本作の制作現場では激震が続いている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『センス8』
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