東映のスーパー戦隊シリーズをベースとして、1990年代に熱狂的なブームを巻き起こした『パワーレンジャー』。そのリブート映画の全米公開が来年に予定されているが、制作会社のライオンズゲートは、早くも「7本作るかもしれない」と、強気の姿勢を見せている。
米Varietyなどが伝えたところによると、アナリストに向けたカンファレンス・コールで、同社のジョン・フェルテイマーCEOは、「『パワーレンジャー』の映画には本当にワクワクしています。5本、6本、7本は作れるかもしれません」と話したとのこと。
同CEOはさらに、先日写真が公開されたパワーレンジャーの新コスチュームに対する反響が良かったのは、映画への関心が高いことの証拠だとも語った。
過去にヤングアダルト向けの映画をヒットさせてきたライオンズゲートだが、『ハンガー・ゲーム』シリーズが完結し、『ダイバージェント』シリーズ3作目の興行収入が芳しくないことなど、最近は先行きが不透明になっている。そんな中、『パワーレンジャー』はすでにファン層が確立し、一般に有名なシリーズでもあることから、同社が寄せる期待は大きいようだ。
パワーレンジャーのオリジン(起源)を描くリブート映画は、2017年3月24日(金)に全米公開予定。宇宙のパワーを得た高校生たちが世界を救うために力を合わせるというストーリーで、ライオンズゲートとサバン・ブランズが制作を担う。監督は『プロジェクト・アルマナック』のディーン・イズラライト、脚本は『ドラキュラZERO』のバーク・シャープレスとマット・サザマが担当する。
出演は、イエロー役にベッキー・G(『Empire 成功の代償』)、ブラック役にルディ・リン(『マルコ・ポーロ』)、ピンク役にナオミ・スコット(『オデッセイ』)、レッド役に新人俳優のデイカー・モンゴメリー、ブルー役にRJ・サイラー(『ぼくとアールと彼女のさよなら』)。また、悪の魔女リタ・レパルサ役を、『ハンガー・ゲーム』『ピッチ・パーフェクト2』のエリザベス・バンクスが演じることでも話題になっている。(海外ドラマNAVI)
Photo:エリザベス・バンクス(C)Kazuki Hirata/www.HollywoodNewsWire.net