アカデミー賞女優ブリー・ラーソン、次の役はマーベルの"キャプテン"に?

映画『ルーム』で本年度のアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンが、マーベルの新作映画で主演を務める可能性があることを、米Entertainment Weeklyなどが報じた。

関係筋の情報によると、その新作映画は、2019年3月に全米公開が予定されている『Captain Marvel(原題)』。主人公のキャプテン・マーベルを演じるべく、話し合いの初期段階にブリーは入っているという。また、米Varietyも、ブリーは最有力候補であり、同役を演じる気が本人にもあると伝えている。

キャプテン・マーベルは、もともとは1968年に誕生したスーパーヒーローで、今日までに複数のキャラクターが同ヒーロー名を名乗ってきた。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長によれば、映画の主人公となるのは、キャロル・ダンヴァースという女性のキャラクター。地球人と異星人のDNAの融合により、怪力や飛行能力などの超能力を持つという設定だ。マーベルの映画において、女性のスーパーヒーローが主人公になるのは初めてのこと。

脚本を手掛けるのは、『インサイド・ヘッド』のメグ・レフォーヴと、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のニコル・パールマン。監督はまだ決まっていないが、『クジラの島の少女』のニキ・カーロと、『ババドック ~暗闇の魔物~』のジェニファー・ケントが候補に挙がっていると伝えられている。これが事実なら、主演、脚本、そして監督のポジションを、女性たちが占めることになりそうだ。

主演候補のブリーは、今後キングコングの新作映画『Kong: Skull Island(原題)』に出演予定。また、今夏には、2014年の主演映画『ショート・ターム』を手掛けたデスティン・ダニエル・クレットン監督と再び組み、新作『The Glass Castle(原題)』の撮影に参加することになっている。

なお、上の報道について、マーベル・スタジオはコメントを控えている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ブリー・ラーソン(『ルーム』のジャパンプレミア)