『ハリポタ』作者、舞台版ハーマイオニー役への批判に反論

原作シリーズの最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」から19年後を舞台に、37歳となったハリー・ポッターとその息子を描く舞台『Harry Potter and The Cursed Child』。次々にキャスティングが発表されている中で、ハーマイオニー役をめぐって起きた議論が話題となっている。米Entertainment Weeklyが報じた。

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映画でエマ・ワトソンが演じたハーマイオニー役を、今回の舞台でアフリカ系女優のノーマ・デュメズウェニが演じることになると、ハーマイオニーが黒人であることに対する疑問や不満の声が上がることに。原作者のJ・K・ローリングはこの批判に対し、英Observer紙のインタビューでこう反論している。「私に、"ハーマイオニーは白人であるべきだ"と言ってきた人種差別主義者がたくさんいたわ。彼女はショックのあまり顔色を失ったから、顔が白くなったのだとね。これには頭を抱えたわ。でも、ここで興奮せずに、冷静にはっきりと言うことに決めたの。黒人のハーマイオニーもあり得るのだと。私はとても感激して祝福しているわ」

以前ローリングはTwitterで、「規準:茶色の瞳、くせ毛、とても賢い。ハーマイオニーの肌が白いなんて一度も明記したことないわ。ローリングは黒人のハーマイオニーが大好きよ」と、キャスティングを支持するコメントを出していた。さらに、自身のサイトでも声明を発表し、「このキャスティングによる舞台をとても楽しみにしています。次の夏、ジェイミー(・パーカー)、ノーマ、ポール(・ソーンリー)が大人になったハリー、ハーマイオニー、ロンとして舞台で生きてくれることが待ちきれないです」と述べている。

ハリー役のジェイミー(『ワルキューレ』)、ハーマイオニー役のノーマ、ロン役のポール(『名探偵ポワロ ハロウィーン・パーティー』)のほかには、ロンの妹ジニー役のポピー・ミラー、ハリーの息子アルバス・スブルス役のサム・クレメット、ドラコ・マルフォイ役のアレックス・プライス(『ブラウン神父』)、ドラコの息子スコーピウス役のアンソニー・ボイルの出演が決定している。二幕構成となる『Harry Potter and The Cursed Child』は、ロンドン・ウェストエンドのパレス・シアターにて6月7日(火)よりプレビュー公演が始まっており、本公演は6月30日(木)に開幕する予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:J・K・ローリング
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