『ゲーム・オブ・スローンズ』キット・ハリントン、男性に対する性差別を語る

米HBOの大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』では、性的なシーンなどでの女性描写が差別的だという批判もしばしば聞かれるが、性差別を感じるのは女性だけではなかったようだ。ジョン・スノウ役のキット・ハリントンが男性に対する性差別を語っている。米NewYork Magazineが伝えた。

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英Sunday Times紙のインタビューを受けたキットは、その中で性差別について自身が感じていることを明かした。「僕は、ダブルスタンダードがあると思っているんだ。例えば、ある女の子が "ベイビーと呼ばれるのは好き?"と聞かれて、"いいえ、好きじゃないわ"と返す。彼女の言い分は絶対に正しい。僕は、髪形やルックスを気にするよりも、自分自身のことについて考える方が好きなんだ。でも残念なことに、僕がこの業界で仕事があるのは、このルックスが理由だと思っている人もいる。それは男性に対する性差別だよ。この業界では、女性に対する性差別と同じくらい、男性に対する性差別もある。写真撮影で服を脱ぐことを要求されるとそんな風に感じるんだ。僕はもしも自分のルックスだけが理由で雇われていると感じたら、俳優を辞めるよ」と述べている。

女性に対する暴力的なシーンが多いことや、女性監督がほとんどいないことで、『ゲーム・オブ・スローンズ』は女性蔑視と槍玉に上がりやすいが、性差別は至るところで起きている。その一方、男女どちらであれ、自分の見た目だけで判断されて嬉しい人などいないこともまた事実だろう。(海外ドラマNAVI)

Photo:キット・ハリントン
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