セレーナ・ゴメス、ファンの目前で射殺された友人に歌を捧げる

女優で歌手のセレーナ・ゴメスが、フロリダ州マイアミにて開かれたコンサートで、ファンサービス中に撃たれて亡くなった友人の歌手クリスティーナ・グリミーを追悼し、歌を捧げた。複数のメディアが報じている。

オーディション番組『ザ・ヴォイス』のファイナリストに選ばれたこともあるクリスティーナは、今月10日(金)の夜、フロリダ州オーランドでのライブ終了後にファンからのサインに応じていたところ、近づいてきた男に突然撃たれ、病院へ搬送されたが、22歳の若さで帰らぬ人となった。相手の男は、彼女を撃った直後に自殺したという。

事件から一夜明けた11日(土)の朝、セレーナは、「私の心は完全に壊されてしまったわ。クリスティーナが恋しい」と、彼女とのツーショット写真をTwitterに投稿。そして同日夜、マイアミのステージに立ったセレーナは、バラード曲「Nobody」を歌っている途中で感極まったらしく歌が途切れる場面も。なんとかそれを歌い終えると、「彼女が14歳の時に私たちは出会って、私の家族は彼女と契約したのよ。クリスティーナは強い信念を持っている。宗教のためとかではなく、ただ彼女には信念があった。どうしてこんなことが起きてしまったのか本当に分からないわ。でも、次の曲は彼女に捧げたい」と、自分の義理の父親がマネージャーを務めていたクリスティーナについて語った後、「Transfiguration」を歌った。

また、『ザ・ヴォイス』でクリスティーナのコーチを務めたことが縁で親交のあったマルーン5のアダム・レヴィーンは、「妻のベハティと僕は、クリスティーナの悲劇的な死に打ちひしがれて、悲嘆に暮れている。僕らの心は彼女の家族とともにある。クリスティーナは、自然体で、めったにない才能を持った子だった」と、コメントを寄せた。アダムはさらに、彼女の葬儀の費用などを支払いたいと遺族に申し出たという。

他にも、デミ・ロヴァートやニック・ジョナス、エレン・デジェネレス、コルトン・ヘインズ、ルーシー・ヘイルなど数多くのセレブリティが、クリスティーナへ追悼の意を表している。(海外ドラマNAVI)

Photo:セレーナ・ゴメス
(C)Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net