ピクサー・アニメーション・スタジオ創立30周年を記念して、恐竜と少年の心温まる友情と冒険を描いたディズニー/ピクサーの長編アニメーション映画『アーロと少年』。そのリリースに先駆けて、試行錯誤の末に生み出されたという、アーロたち恐竜の鳴き声に関する貴重なボーナス映像の一部が到着した。
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本作で長編監督デビューを果たしたピーター・ソーンは、人の声で恐竜の鳴き声を表現するのは難しかったと話している。実際、ほとんどの恐竜が、当時どんな鳴き声を出していたのかは分かっていない。しかし、仕上がった映画を見ると、実に恐竜らしい鳴き声になっている。アフレコの様子を見てみると、主人公アーロ役のレイモンド・オチョアをはじめとした、恐竜に声をあてたボイスキャストの奮闘ぶりが伺える。また、人の声と動物の声をミックスさせて、迫力ある声を作り出したスタッフたちの陰の努力とこだわりが、さらなる"恐竜らしさ"を生み出すことに成功したことも明らかとなる。
本作は、冒険を通してアーロが成長を遂げていく物語だが、驚くべきことに、鳴き声でも成長の様子が表現されている。最初は弱々しい声しか出せなかったアーロが、立派な吠え声のTレックスに感化されることで、力強い鳴き声が出せるようになっていくなど、この映像を見るだけでも、アーロの成長ぶりが一目で分かる。
来月リリースとなるMovieNEXには、今回解禁された映像のほかにも、キャラクターたちの製作の舞台裏、未公開シーンといったボーナス・コンテンツがたっぷりと収録されている。
もしも地球に隕石が衝突しなかったら...という設定で描かれる本作。主人公は、甘えん坊で父親がいないと何もできない臆病な恐竜、アーロ。激しい嵐で大切な父親を亡くし、自身も川に流された時に人間のスポットと出会い、二人は力を合わせて困難を乗り越えていくうち、言葉を超えた心で通じ合う、人生初の友だちとなっていく。
壮大で美しい大自然の中で育まれる、友情と勇気を描いた感動アドベンチャー・ファンタジー『アーロと少年』は、6月29日(水)より先行デジタル配信開始、7月6日(水)よりMovieNEX(4,000円+税)発売となる。(海外ドラマNAVI)
Photo:『アーロと少年』
(C) 2016 Disney/Pixar