米Showtimeのゴシックホラードラマ『ペニー・ドレッドフル ~ナイトメア 血塗られた秘密~』が、先日アメリカで放送されたシーズン3の最終話をもって放送終了となることが発表された。
米Varietyが、Showtimeのデヴィッド・ネヴィンズ社長になぜ終了することにしたのかを尋ねると、「簡単に言ってしまえば、これが正しい終わり方で、終えるのに正しいタイミングだと(クリエイターの)ジョン・ローガンに納得させられたからです」と、ローガンの判断を尊重したことを明かした。
同メディアがそのローガンに決断した理由を尋ねると、「このドラマは、ヴァネッサ・アイヴス(エヴァ・グリーン)の物語で、彼女が神と悪魔との間でもがく姿を描いているんだ。約2年前、シーズン2を撮影している時に、僕はこのドラマがどこに向かっているのかということに気づいたんだ。シーズン2で自分の信念を失った女性は、自分の道を取り戻さなければならない。彼女が最後に神を見つけ、心の平穏を得る――それが、僕の理想像だった。そこが、このドラマの行き着くところだと思ったんだ。だから、そのことをエヴァに話して、デヴィッドにも伝えたんだよ」と、ヴァネッサの物語の描き方としてこれがベストだったと説明している。
6月21日(月)、Showtimeは、ドラマの映像とキャスト、スタッフのコメントを交えた特別映像を公開。その中でもローガンは、「私たちは、このドラマがどこに向かうか、みんなはどのように終えたいと思っているかを知っていました。シーズン3の最終話の展開が、この物語を終えることのできる唯一の形だったと思います」と、番組の終了について語っている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ペニー・ドレッドフル ~ナイトメア 血塗られた秘密~』