ベネディクト・カンバーバッチ、冒険小説の映画版で主演&製作決定

映画・TV・舞台で多忙を極めるベネディクト・カンバーバッチ(『SHERLOCK/シャーロック』)の新作は、冒険小説の映画化になることが分かった。米Hollywood Reporterが報じた。

原作は、1939年に刊行されたジェフリー・ハウスホールドのベストセラー小説「追われる男(原題:Rogue Male)」。ある国の独裁者の暗殺に失敗した英国人が捕らえられ、拷問された末に放置される。なんとか生き延びて帰国した彼が、刺客や警察に追われる姿を描いた冒険小説の古典だ。この独裁者はアドルフ・ヒトラーを意図して描かれたという。

ベネディクトは同作で主演のほか、製作も務める。脚本を執筆するのは、マイケル・ファスベンダー主演の『マクベス』を手掛けたマイケル・レスリー。

数年前に原作を読んだというベネディクトは、「英国で最も素晴らしい小説の映画化に俳優として、そして製作者として関わることにワクワクしているよ」と述べている。

なお、この小説はすでに何度か映像化されている。1941年には名匠フリッツ・ラングがメガホンを取った映画『マン・ハント』、1976年には名優ピーター・オトゥール主演のTV映画『孤独な暗殺者』が制作されていた。(海外ドラマNAVI)

Photo:ベネディクト・カンバーバッチ
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