『ARROW』『THE FLASH』『GOTHAM』...DCドラマでもヴィラン人気が加熱!

日本に先駆けて封切られた国々で早くもメガヒットとなり、全世界ですでに5億7000万ドルを突破しているDC映画『スーサイド・スクワッド』は、アメコミなのに、主役はなんと全員ヴィラン(悪党)! 世界崩壊の危機に立ち上がるものの、彼らの動機は正義ではなく、「自分の罪を軽くしたい」「単に暴れるのが好き」という個人的なものだった...という斬新な設定と、ハチャメチャで魅力的なキャラクターたちが、多くの観客を惹きつけている。そんなヴィランたちの勢いは、DCドラマでもとどまることを知らないようだ。『ARROW / アロー』『THE FLASH / フラッシュ』、そして『GOTHAM / ゴッサム』でも、最新シーズンに登場するヴィランたちの話題がファンを賑わせている。

本国アメリカで10月から放送開始となる『ARROW / アロー<フィフス・シーズン>』では、まさに『スーサイド・スクワッド』さながらに、ヴィランたちがチームを結成するという。製作総指揮・脚本を手掛けるウェンディ・メリクルは、「(主人公の)オリバーがチームを組むから、ヴィランたちもチームを組むことについて話し合ったの」と、悪役がこれまでのように単独行動をせず徒党を組むことを明かしている。「本物の敵たちに立ち向かうべく、オリバーがどうチームを鍛えるか」が新シーズンの見どころの一つになるそうだ。

ヴィランたちのキャスティングにも注目が集まっている。オリバーの宿敵としてドルフ・ラングレン(『ロッキー4/炎の友情』)の出演がすでに決まったほか、暴力団員役でチャド・L・コールマン(『ウォーキング・デッド』)を起用。また、役柄は不明だが、元WWEプロレスラーのスターダストことコーディ・ローデスもゲスト出演するとのこと。

一方、同じく米CWで10月から放送される『THE FLASH / フラッシュ<サード・シーズン>』にも、悪役の登場が続々と決定している。中でも特に大きな話題を呼んでいるのが、人々の頭を混乱させる力を持つトップというヴィラン。原作コミックでは男性ヴィランの設定なのだが、起用されたのは、コメディドラマ『オークワード ~不器用ジェナのはみだし青春日記~』のヒロインで知られるアシュリー・リッカーズ。彼女は、同エピソードに登場するエゴイスティックな犯罪者サム・スクダー/ミラー・マスターとの"犯罪者カップル"として、フラッシュたちにとって危険な存在となるようだ。『スーサイド・スクワッド』でマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが圧倒的な存在感を見せているが、女版トップも負けじと強烈な悪女の魅力を放つに違いない。

いよいよ9月2日(金)に日本でリリースされる『GOTHAM / ゴッサム<セカンド・シーズン>』にも、見逃せないヴィランたちが登場。ついにゴッサム・シティの支配者となったペンギン、前シーズンからその片鱗を見せていたニグマは、悪党リドラーとしての人格を完成させてゆく。さらに、サイコな殺し屋ジェロームの狂気がますますエスカレート。高笑いや残虐な殺人手段は、最凶ヴィランとして知られるジョーカーを彷彿とさせる不気味さだ。

DC フィルムズ&シリーズを激しく盛り上げる、最凶かつ極悪なヴィランたち。その魅力をお見逃しなく!(海外ドラマNAVI)

Photo:『ARROW / アロー<フィフス・シーズン>』 ©2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. TM & © DC Comics.
『THE FLASH / フラッシュ<サード・シーズン>』 ©2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. TM & © DC Comics.
『GOTHAM / ゴッサム<セカンド・シーズン>』 ©2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. TM & © DC Comics.