世界中で高い評価を浴びている大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』が、エミー賞の史上最多受賞を果たしたドラマとなった。エミー賞をはじめ、アカデミー賞、グラミー賞などの受賞作品を予測するサイト、Gold Derbyなどが伝えている。
同作は、すでに昨年の『第五章:竜との舞踏』までにエミー賞で累計26のトロフィーを受賞しており、『ザ・ホワイトハウス』『ヒル・ストリート・ブルース』と肩を並べる成績を残していた。そして今月10日(土)、11日(日)に開催されたクリエイティブアーツ・エミー賞で新たに9つの賞を受賞。累計は35となり、ついに史上最多の受賞を果たした。
クリエイティブアーツ・エミー賞は、9月18日(日)に行われるプライムタイム・エミー賞の授賞式に先駆けて、製作や技術面において優れた番組に与えられる賞。『ゲーム・オブ・スローンズ』は今回、特殊視覚効果、編集、メイク、衣装デザインなどの部門で受賞している。
もちろん、プライムタイム・エミー賞授賞式でも受賞数はさらに伸びる可能性があり、ドラマシリーズとしてだけでなく脚本付きの番組としても史上最多の栄光を獲得するかもしれない。これまでに脚本付きの番組としては『そりゃないぜ!? フレイジャー』(累計37)が、さらにTV番組としては『サタデー・ナイト・ライブ』(累計48)が、史上最多の受賞作品となっている。
プライムタイム・エミー賞で『ゲーム・オブ・スローンズ』は、作品、監督、脚本などの主要部門にノミネートされている。中でも、助演男優・女優部門は本作にとって過去最多のノミネート数で、キット・ハリントン(ジョン・スノウ役)、ピーター・ディンクレイジ(ティリオン・ラニスター役)、レナ・ヘディ(サーセイ・バラシオン役)、メイジー・ウィリアムズ(アリア・スターク役)、エミリア・クラーク(デナーリス・ターガリエン役)と5人の名前が並んでいる。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』
(C)2016 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.