『ワイルド・スピード』ミシェル・ロドリゲス、ポール・ウォーカーの死がシリーズ8作目に与えた影響を語る

大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズのレティ役で知られるミシェル・ロドリゲスが、2013年11月に交通事故のため急逝したポール・ウォーカーの死後で変わった"作品の意義"について、その思いを語った。米Entertainment Weeklyが報じている。

新作出演映画『(Re)Assignment(原題)』でトロント国際映画祭に参加したミシェルは、取材の中でポール亡き後の『ワイルド・スピード』について、「もう作品は世界的なものになっていたから、私たちはやり続けていく必要があったわ」と語り始めた。「ポールは現場の中心にいた人だし、彼自身、車が大好きで(車中心の)自分の生活スタイルを大切にしていたわ。その車への愛情やライフスタイルを持てないことは、このシリーズの魂を奪い、私たち全員にとっても痛手になることを現場のみんなが知っていたわ」

しかし、『ワイルド・スピード』という映画はその核となる1人のキャストよりも作品自体の重要性を今後も守っていくと決めたのだと主張。「私たちは多文化主義に欠け、ヒーロー映画やSF映画以外は台頭できない世界で頑張ってきた。1億5000万ドルの予算でラテン系や黒人、アジア系が出演する映画なんてほかにないわ。私たち自身のためでもなく、お金のためでもない。他の誰も埋めることのできない映画市場の隙間を埋めているのよ」と、『ワイルド・スピード』の映画産業における特異点を挙げ、シリーズの続行を決断したことを明かした。

『ワイルド・スピード』はヒーロー映画以外の作品を代表し、「これからも作り続けて、シリーズを守っていくわ」と、ミシェルは宣言した。(海外ドラマNAVI)

Photo:ミシェル・ロドリゲス
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