同性愛者に超フレンドリーな街!LAのウエストハリウッド

よく海外ドラマや映画の撮影で使われる場所、ロサンゼルスのウエストハリウッドは、どんなことで有名かご存知ですか? 実はこの街、同性愛者に超フレンドリーなんです。今回は、そんな街について詳しくご紹介します。

■住民の40%以上がLGBT

ここウエストハリウッドといえば、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)のコミュニティがとても栄えていて、住民のうち40%以上がLGBT。こちらアメリカでは"ゲイ・ヴィレッジ""ゲイ・タウン"とも言われています。

毎年、"LAプライド"というLGBTのパレードがここで盛大に開催され、世界中からLGBTの人たちや、ストレートのLGBT支持者が大勢集まります。去年のパレードでは、ゲイと公表している『ホワイトカラー』のマット・ボマーがステージにサプライズ参加し、その様子がニュースなどで放送され、話題になりました。ハロウィンの大規模な仮装パレードも毎年行われることで有名です。

この街では、同性のカップルが手を繋いで歩く姿や、LGBTの旗(レインボーカラー)が飾られているところをよく見かけます。LGBTの旗はレストランやブティック、道路だけでなく、なんと銀行にまで掲げられているんです。

そして驚くことに、ウエストハリウッドの正式な街の旗には、レインボーカラーでWest Hollywoodとロゴが入っています。この旗は、アメリカ国旗、カルフォルニア州の旗とともに並べて、街の中心部に掲げられています。

そんな中心部にあるスターバックスでは、ゲイとカミングアウトして世間をびっくりさせた『プリズン・ブレイク』のウェントワース・ミラーがよく出没します。

■ストレートの人も大歓迎のゲイ・バー

数多くのゲイ・バーも有名です。一番有名なのは「The Abbey」で、大勢のスターが集まるホットなスポットと言われています。ゲイとして有名な歌手エルトン・ジョンをはじめ、自身はゲイではないけれどゲイフレンドリーな俳優のザック・エフロン、歌手のマイリー・サイラスレディー・ガガアデルといった人々がよく目撃されます。

世界中のLGBTの人々がこの街のバーに集まります。もちろんストレートの人たちも大歓迎で、差別がなく平和でフレンドリーな街と言われています。

 

夜はゲイ・バーやナイトクラブがたくさん並んでいますが、明るい時間帯はお洒落なレストラン、カフェ、ヨーグルトアイスクリームやカップケーキ屋、アパレルショップ、ヘルシーな物がたくさん置いてあるスーパーを訪れる人で賑わっていて、昼と夜の景色が違っているのも面白いです。

いかがでしたか?

ウエストハリウッドを歩けば、LGBTをサポートした結婚式場がいくつもあったり、LGBTのレインボーカラーの旗が至る場所に掲げられているなど、とても"ゲイフレンドリー"な街なんだな、とすぐに分かります。ここを初めて訪れる人は、"アメリカにはこんなゲイフレンドリーな街があるのかあ"と思うはずです。

ロサンゼルスを訪れる機会があれば、こちらへもぜひ足を伸ばしてみてください。

(写真・取材・文/Risa Clark)

Photo:
マット・ボマー (C)Izumi Hasegawa/HollywoodNewsWire.co
ウェントワース・ミラー (C)Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net
エルトン・ジョン (C)Ima Kuroda/www.HollywoodNewsWire.net
マイリー・サイラス (C)Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net