『ハリポタ』の子役、自殺を考えていたことを告白

世界中で大ヒットしたファンタジー映画『ハリー・ポッター』シリーズで、主人公ハリーの友人シェーマス・フィネガン役を演じていたデヴォン・マーレイが、長年うつの症状と闘っていたことを告白した。英BBCニュースが報じている。

デヴォンはTwitterを更新し、「僕は10年間静かにうつと闘ってきたんだ。ごく最近、そのことを話し始めて大きく変わったんだよ」と、『ハリー・ポッター』撮影中の10年前からうつ病だったことを明かした。さらに、今年初めには自殺願望を持っていたといい、自身が抱える問題を打ち明けたことで多くの人たちから励ましてもらったという。

今年4月には以前のエージェントから約26万ユーロ(約3000万円)の手数料未払いで訴えられたが、「100万ユーロ近く稼いでいたが、"役に立たない趣味"のために使い込んでしまった」と証言。デヴォンの母も、「10代の男の子のように、お酒や女の子や車に使っていた」と答え、話題になっていた。

現在、毎年10月10日は「世界メンタルヘルスデー」に制定され、心の問題への支援が呼び掛けられている。デヴォンも、ずっと隠していた問題を打ち明け、助けを求めたことでずっと楽になったとコメント。多くのファンから告白した勇気を称え励ますコメントが寄せられると、「冬は特に最悪な気持ちになる」と打ち明け、「もし友達や家族が悩んでいるかもしれないと気付いたなら、手を差し伸べてほしい。あなたのことを気にかけているのだと伝えてあげよう」と呼びかけた。(海外ドラマNAVI)

Photo:デヴォン・マーレイ
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