一般市民がプロの兵士にしごかれるリアリティ番組がシリーズ化決定

米国海軍特殊部隊のネイビーシールズによるアフガニスタンでの作戦中に起きた衝撃の実話を描いた戦場アクション映画『ローン・サバイバー』のピーター・バーグ監督。彼が製作総指揮を務める米ヒストリーチャンネルのリアリティ番組がシリーズ化されることになった。米Varietyが報じている。

この『The Selection: Special Operations Experiment(原題)』は、選ばれた30人の一般市民が、ネイビーシールズやグリーンベレー(米国陸軍特殊部隊)、アーミー・レンジャー(米国陸軍歩兵連隊)から、彼らが実際に行うトレーニングの指導でしごかれるというリアリティ番組。軍にいた経験がない市民たちは肉体的にも精神的にも厳しいトレーニングに挑戦し、その中には催涙ガスを使うものや尋問シミュレーションといった心理戦もある。番組は出演者同士が競い合うスタイルではなく、また何か賞与があるわけでもなく、いつでも辞退することができるという。

同局の編成部門代表ポール・カバナは、「軍隊は努力して厳しいトレーニングに磨きをかけてきました。この番組で、視聴者の皆さんは精鋭部隊に選ばれるためには何が必要かを知ることができます。『The Selection』は、市民のみなさんがそれぞれの部隊から本物のトレーニングを受けることができるというユニークな機会をご提供します。また、視聴者の皆さんにはこれらのトレーニングの起源についてもご紹介します」と、番組について説明。

製作総指揮のピーターは、俳優として『シカゴ・ホープ』『アントラージュ★オレたちのハリウッド』『カリフォルニケーション』などに出演。監督としてはウィル・スミス主演の『ハンコック』や、ジェイミー・フォックス主演の『キングダム/見えざる敵』といったアクション映画でメガホンを取っている。現在は米HBOのSFドラマ『LEFTOVERS/残された世界』、ドウェイン・ジョンソン主演のコメディドラマ『Ballers/ボウラーズ』で製作総指揮を担当している。

8話構成の『The Selection: Special Operations Experiment』は12月15日から米ヒストリーチャンネルにて放送開始。(海外ドラマNAVI)

Photo:ピーター・バーグ
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