『ザ・シューター』ドラマ版、トム・サイズモアが轢いたスタントマンに訴えられる

ライアン・フィリップ主演の米USA局の新作ドラマ『Shooter(原題)』の撮影中、スタントマンが車に轢かれてしまう事故が起きたというニュースは以前当サイトでもお伝えしたが、この車を運転していたトム・サイズモアが訴えられたことが明らかになった。

事故が起きたのは7月6日(水)、カリフォルニア州サンタ・クラリータ近郊の空港で撮影が行われていた同作のロケで、キャストのトムとオマー・エップスがキャデラック・エスカレードの中にいるシーンを撮影していた時のこと。二人が車内に座っているところでシーンは終わるはずだったが、トムが後ろに人がいることに気づかず車をバックさせ、スタントマンのスティーブ・デカストロさんを轢いてしまっていた。幸い、デカストロさんは大事には至らず、軽傷で済んでいる。

米Hollywood Reporterによると、ロサンゼルスの裁判所で訴えを起こしたデカストロさんは、事故発生時にトムは酔っ払っていたと主張。弁護士のローレンス・グラッシーニは、トムの行動はひどく身勝手で安全性を無視しており、相応の損害賠償を請求するとしている。

デカストロさんはバイアコムやパラマウントをはじめとした制作関係各所に対しても、"トムの怠慢さや暴行によって故意に精神的苦痛を与えられた"と訴訟を起こす方針。デカストロさんは、トムの事故を見逃した時点で製作サイドは彼の行動を容認したことになると主張している。製作陣からのコメントは出ていない。

トムはこの事故からわずか2週間後、恋人へのDV容疑で逮捕されている。(海外ドラマNAVI)

Photo:トム・サイズモア
(C)Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net