英出身の世界的ロックバンド、クイーンのフレディ・マーキュリーを描く伝記映画の企画が進められていることは、以前当サイトでもお伝えしたが、難航していたキャスティングがついに決定。フレディ役には、エミー賞で話題を集めた『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』のラミ・マレックが選ばれた。米Varietyなどが報じている。
プロデューサーのグレアム・キング(『アルゴ』)は当初、サシャ・バロン・コーエン(『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』)主演で進めていたが、2013年に彼が降板。その後の候補には、ドミニク・クーパー(『プリーチャー』)や、ダニエル・ラドクリフ(『ハリー・ポッター』シリーズ)の名前が挙げられ、昨年11月にはベン・ウィショー(『007』シリーズ)に決まりかけているとも報じられていたが、紆余曲折を経て、今最も注目されている俳優の一人であるラミに決定した。
脚本は、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞にノミネートされたアンソニー・マクカーテンが執筆。監督は、米FOXの人気医療ドラマ『Dr.HOUSE --ドクター・ハウス--』や、大ヒットSFアクション『X-MEN』シリーズの製作総指揮ブライアン・シンガーと交渉を進めている段階とのこと。また、2006年に公開されたフレディのドキュメンタリー『フレディ・マーキュリー 人生と歌を愛した男』を製作したジム・ビーチと、『フィフス・ウェイブ』のデニス・オサリヴァンが製作総指揮を務める。
映画のタイトルは、クイーンの大ヒット曲から取り『Bohemian Rhapsody(原題)』に決定。バンドのオリジナルメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽プロデューサーとして参加する。(海外ドラマNAVI)
Photo:1980年のフレディ・マーキュリー
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