Netflixドキュメンタリー『殺人者への道』の受刑者に釈放命令が下される!

全米で大きな反響を呼んでいる、Netflixの犯罪ドキュメンタリー『殺人者への道』。本作に登場し、テレサ・ハルバッチさん殺害の共犯として服役していた、27歳のブレンダン・ダッシーに釈放命令が下されたことが明らかとなった。米Varietyなどが報じている。

2005年、ウィスコンシン州マニトワック郡でカメラマンのテレサさんが殺害され、スティーヴン・エイヴリーという男性が逮捕された。それ以前にエイヴリーは暴行罪で有罪判決を受け、18年間服役した後にDNA検査で無罪が証明され、2003年に釈放された経緯がある。そして、彼の裁判を追った本ドキュメンタリーが放送されると、テレサさん殺害の件でも彼は無罪なのではないかとの声が高まり、エイヴリーとダッシーの恩赦を大統領に求める署名活動が展開されるまでに事態が発展していた。

2005年に逮捕された当時、ダッシーは16歳と未成年だったにもかかわらず、保護者と弁護士の同席なしで警察の尋問を受け、強要されて殺害を自白したのでは...との見方が強まっていた。

そして、今年8月に連邦裁判所判事によりダッシーの有罪判決が覆され、地方裁判所判事によりいくつかの条件のもと、彼に釈放命令が下されるに至ったのだ。ダッシーは、ウィスコンシン州の裁判所東部地区境界線を越えてはならず、またパスポートと銃、薬物の所持を許されず、エイヴリーとテレサさんの遺族と連絡を取ることを禁じられている。現段階でダッシーの釈放日は決定しておらず、ウィスコンシン州が再審手続きを開始すれば、釈放が遅れる可能性もあるとのこと。

本シリーズを手掛けたローラ・リチャーディとモイラ・ディーモスはシーズン2の製作を発表しており、引き続き二人で監督と製作総指揮を担う。続編では、エイヴリーの新しい弁護士キャスリーン・ゼルナーとダッシーの弁護チームを独占的に追い、家族や事件の詳細についても明かしていくと報じられている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『殺人者への道』
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