1966年~1967年に米ABCで放送された『グリーン・ホーネット』で主演を務めたヴァン・ウィリアムズが死去した。82歳だった。米TV Lineが報じている。
現地時間の11月29日(火)、アリゾナ州スコッツデールにある自宅で息を引き取ったと、ヴァンの妻ヴィッキさんが米The Hollywood Reporterに明かした。死因は腎不全だったという。
彼は『グリーン・ホーネット』で、若き新聞社の社長でありながら、夜になればマスクを被り悪と戦う正義のヒーロー"グリーン・ホーネット"になる主人公ブリット・リード役を演じ、ブレイクした。このドラマにはカンフーブームの立役者で、ジークンドーの創始者でもあるブルース・リーもカトー役で出演していたことでも知られており、ブルース・リーにとってはハリウッド進出の足がかりとなった作品だった。『グリーン・ホーネット』は全26話しか放送されなかったが、ブルース・リーの存在感が光ったこともあり、その後のアクションドラマには大きな影響を残した。2011年にはセス・ローゲン主演で映画化されている。
以降も、ヴァンは『ハワイの冒険』や『ジョニーの旅立ち』、『恐怖と怪奇の世界/パニック・野犬群 人を襲う』といったTV作品に出演し活動を続けていたが、80年代に入ると俳優業から退き、ロサンゼルス郡の保安局で保安官代理を務めていた。(海外ドラマNAVI)
Photo:『グリーン・ホーネット』
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