1960年代を舞台に、不屈の精神で事件に立ち向かう刑事の活躍を描いた英BBCの犯罪捜査ミステリー『孤高の警部 ジョージ・ジェントリー』が、シーズン8で幕を下ろすことが分かった。英Radio Timesが報じている。
2007年からスタートした本作は、当時の時代背景を忠実に描いていると評判で、ベテランのジェントリー警部をマーティン・ショウ(『名探偵ポワロ 三幕の殺人』)、その相棒バッカスをリー・イングルビー(『チェスター動物園をつくろう』)が演じている。
マーティンは「番組に戻ってくることができて嬉しいよ。素晴らしい友人たちと一緒に仕事ができることは喜び以外の何物でもない。人気シリーズにふさわしいフィナーレを用意して、ちゃんとお別れができることにワクワクしているんだ」と発言。また、ミシェル・バックCEOは「このタイミングで終わりを迎えるのは自然なことだった。長く愛された番組なので、野心的でドキドキするような結末にしたいね」と述べている。
ファイナルとなるシーズン8は2話構成で、それぞれのエピソードのタイトルは「Gently Liberated」「Gently and the New Age」。番組開始時の時代設定は1964年だったが、シリーズを重ねるごとに劇中の時も流れた結果、新シリーズではついに1970年代に突入するという。バッカス役のリーは以前、「70年代まで行けたらとても嬉しいね。素晴らしいと思う」と話しており、その念願が叶った形だ。
撮影はイングランド北東部のダラムで今週から始まっており、年内に放送予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:『孤高の警部 ジョージ・ジェントリー』
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