『エージェント・カーター』ファンには悲報?同スタッフの新作ドラマが製作決定

米ABCが、『エージェント・カーター』との製作総指揮を務めたミシェル・ファゼカスとタラ・バターズが新たに手掛ける『The Gospel of Kevin(原題)』のパイロット版製作を発注したことが分かった。米Varietyが報じている。

本作は、落ちぶれた主人公ケヴィンが世界を救うためのミッションを神に課されてしまうというというストーリー。ファゼカスとバターズは共同クリエイターとして脚本&製作総指揮を務める。製作パートナーはABCスタジオで交渉中とのこと。

ファゼカスとバターズが製作していた『エージェント・カーター』は、キャプテン・アメリカの恋人で、国際平和維持組織 S.H.I.E.L.D.(シールド)創設メンバーの一人でもあるペギー・カーターが、そのシールドの前身となるSSR(戦略科学予備軍)で活躍するスパイ・アクション・ドラマ。視聴率低下によりシーズン2で打ち切りとなってしまったが、ファンからの人気は根強く、『Marvel デアデビル』など多くのマーベルドラマを製作しているNetflixでの続編を希望する声が多く寄せられていた。しかしながら様々な事情で実現には至っておらず、製作スタッフだったファゼカスとバターズに新たな作品が決まってしまったことでさらに難しくなるだろう。

今季のABCは新作の企画を順調に進めており、コメディシリーズではザック・ブラフ(『scrubs ~恋のお騒がせ病棟』)主演の『Start Up(原題)』、フェリシティ・ハフマン(『デスパレートな妻たち』)とコートニー・B・ヴァンス(『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』)が夫婦を演じる『Libby& Malcolm(原題)』、グレッグ・バーランティ(『ARROW/アロー』)とディアブロ・コディが手掛ける『Raised By Wolves(原題)』、エリザベス・バンクスが製作総指揮を務める『The Trustee(原題)』などがすでに決まっている。

一方ドラマシリーズでは、ダン・ドウォーキン(『リベンジ』)とジェイ・ビーティー(『リベンジ』)が手掛けるタイムトラベルをテーマにしたSFドラマ『The Crossing(原題)』、FBIの顧問となるマジシャンの活躍を描く『Deception(原題)』、キャロル・メンデルソーン(『CSI』シリーズ)が手掛けるスリラー『Doomsday(原題)』、韓国の大人気医療ドラマ『グッド・ドクター』のリメイク版『The Good Doctor(原題)』、マーベルの最新ヒーロードラマ『Marvel"s The Inhumans(原題)』などの製作が発表されている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『エージェント・カーター』
(C)2016 MARVEL & ABC Studios.