アカデミー賞8部門へのノミネートをはじめ、世界中で驚きと称賛をもって迎えられたSF感動作『メッセージ』が5月19日(金)より公開となるが、本作の日本版予告編が解禁となった。
巨大飛行体から人類が受け取った美しくも哀しいメッセージと、娘を亡くした言語学者ルイーズ(エイミー・アダムス)の切なすぎる決断に全世界が涙し、世界各国でリピーターが続出している今作。実は、優れたSF作品に贈られる文学賞"ネビュラ賞"をはじめ、名だたる文学賞を数多く受賞しているアメリカ人作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基に誕生した作品なのだ。
ハリソン・フォード(『スター・ウォーズ』シリーズ)、ライアン・ゴスリング(『ラ・ラ・ランド』)らが出演する話題作『ブレードランナー 2049』の監督にも大抜擢された奇才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、絶対に"映像化不可能"と言われていた本作を独創的な映像美と世界観で表現し、世界中の映画賞を席巻している。
この度解禁となった予告編では、主人公ルイーズが巨大な球体形飛行体で出現した"彼ら"とコンタクトをはかる様子が映し出される。斬新すぎて思わず笑ってしまいそうな飛行体の見た目に加え、墨のように漂う表意文字の"メッセージ"には目を奪われてしまう。しかし観客にとって更なる衝撃となるのは、彼らの"メッセージ"の謎を理解した時、"号泣必至の感動ラストが待ち受ける"というギャップなのだ。
奇妙なビジュアルでありながら感動作というギャップについて、世界の有力誌は「宇宙という壮大なテーマの中で、人間の哀しさを漂わせ、内面に問いかけてくる」(ヴァニティ・フェア)「時、記憶、人との関わり、そして生と死に対する考え方をすっかり覆させる、ヒューマニティあふれる感動的SF」(ロサンゼルス・タイムズ)と評している。絶賛の声の中にさまざまなキーワードが飛び出しているところにも、観客は想像力をかき立てられるはずだ。
『メッセージ』は5月19日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『メッセージ』