『グレイス&フランキー』ジェーン・フォンダ、性的虐待を受けていた過去を告白

米Netflixのコメディドラマ『グレイス&フランキー』に主演するベテラン女優ジェーン・フォンダが、性的虐待を受けていた過去を告白している。英Mirrorなどが報じている。

米ファッション誌「THE EDIT」が、映画『ルーム』の演技でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンがジェーンにインタビューする企画を立てた。そのインタビューの中で、ハリウッドの表と裏に蔓延る男性中心主義が女性に与える影響について語っている時に、ジェーンが辛い過去について告白した。

「レイプされたことがあり、子どもの時に性的暴行を受けたことがあるの。上司と寝なかったから解雇されたこともあるし、自分が言うべきことを言わずに何も行動しなかった自分が悪いと思っていた」と発言。「レイプされたのに、それをレイプだと分かっていない若い女性たちを知っているわ。彼女たちは、"NO"という言い方が悪かったと思っていたの」と続け、被害に遭った女性が少なくないことを明かしている。

最近、大きな盛り上がりを見せている女性の権利拡大を訴える運動については、「女性権利運動の素晴らしい成果のひとつは、婦女暴行や性的暴行が女性のせいではないと私たちに気づかせてくれたことだわ。女性の権利が侵害されるなんて正しいことではないもの」とも語り、男女平等に向けて進歩を見せつつある現状に前向きな心境になっている様子。

その後もインタビューではフェミニズムや抗議活動、子育てに関する後悔などが語られ、ブリーとジェーンは女優、そして女性として有意義な時をともにし、濃いひと時を過ごしたようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジェーン・フォンダ
Eric Charbonneau/Netflix