映画『サンキュー・スモーキング』、TV版は社会問題をテーマにしたアンソロジーシリーズに

タバコ業界を舞台にした社会派風刺コメディ映画『サンキュー・スモーキング』が、シーズン毎に異なる社会問題を取り上げるアンソロジーシリーズとしてTV製作されることが分かった。米Indie Wireが報じている。

オリジナル映画は、アーロン・エッカート(『ハドソン川の奇蹟』)扮するタバコ研究所の広報部長ニック・ネイラーが自身の話術や権力、賄賂を使って喫煙の推奨に励む姿を、ブラックユーモアを交えて描いた。共演者にはマリア・ベロ(『TOUCH/タッチ』)、ウィリアム・H・メイシー(『シェイムレス 俺たちに恥はない』)、ロブ・ロウ(『カリフォルニケーション』)、アダム・ブロディ(『The O.C』)、ケイティ・ホームズ(『ドーソンズ・クリーク』)、J・K・シモンズ(『セッション』)、ロバート・デュバル(『ゴッドファーザー』)ら人気俳優たちが名を連ねていた。

このほど米NBCにて製作が決まったTV版は、世間に注目されている異なる社会問題を主軸にするアンソロジーシリーズになる予定で、第1シーズンは『Thank You for Shooting(原題)』というタイトルで銃規制についての議論をテーマに描くという。

映画版は全世界の興行収入が約4000万ドル(約44億円)と数字では今一つの結果だったが、2007年のゴールデン・グローブ賞でコメディ/ミュージカル部門の作品賞と男優賞(アーロン)にノミネートされるなど、高い評価を得た。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画版『サンキュー・スモーキング』に出演したアーロン・エッカート
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