『リバーデイル』ロス・バトラー、なぜハリウッドにアジア系主演俳優がいないのかを語る

アメリカのティーン向け長寿コミック「Archie」の登場人物に基づいた米CWのティーンサスペンスドラマ『リバーデイル』に出演しているロス・バトラー。アジア系俳優である彼が、なぜハリウッドにはアジア系で主役を務める俳優がいないのか、彼なりの考えを語った。

テレビドラマや映画でアジア人の役が少ないことが批判される昨今、原作コミックでは白人であるレジーを演じることについての感想を聞かれたロスは、米Varietyのインタビューでこう答えた。「(アジア人の役が少ないという現実は)誰もが知るところだし、よく話題にものぼる。ハリウッドでは、アジア人の男性俳優が主演している作品なんてないからね。アジア系ライアン・ゴスリングとか、アジア系ブラッド・ピットなんていない。レジーは元々アジア人ではないキャラクターだからこそ、僕にとってはとても大事なんだ。コミックで彼はアメリカ社会にいるその他大勢のうちの一人に過ぎない。『リバーデイル』の"アジア人高校生"ではなく、コミックと同じ、(アジア人もいるという)アメリカに存在するその他大勢の一人なんだよ。僕は"レジー"であり、そしてたまたまそれが中国系だっただけなんだよ。アメリカには、アジア系アメリカ人が大勢存在するという事実を(『リバーデイル』で)伝えている事が重要なんだ。こういうことが、アジア系アメリカ人のスター俳優を見つける足がかりになると思う。それが次のステップだね」

ロスは続けて「レジーは犬を飼うべきだね。コミックでは、レジーの犬は大きな役割を担っているからさ。アーチーはドラマの方では犬を飼っているのに、僕は飼っていない。それから、レジーの家庭生活をもっと描いて欲しい。彼の家族の面白いところや、どうしていつも家にいないのかなどコミックには書かれているのに、ドラマでは全然でてこないから」と願望を語った。

シーズン2への更新も既に決定している『リバーデイル』はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:ロス・バトラー
(C)Sipa USA/amanaimages