復活版『プリズン・ブレイク』が全9話の理由

日本でもFOXにてリアルタイム配信がスタートした『プリズン・ブレイク』シーズン5。ファン待望の大ヒットシリーズがついに帰ってきたが、新シーズンは全9話構成という少し短めの設定となった。なぜ9話だったのか。本作の製作者がその意図を語った。英Digital Spyが伝えた。

クリエイターのポール・シュアリングによると、当初はもう少し長めに製作される予定だったが、カットしなければいけなくなったのだという。「もともと、僕は10話構成で書いていたんだ。でも、10話を撮影するための十分な時間を取ることができなかったから、そのうちの2話を1つにまとめたんだ」と、シュアリングは米Wrapのインタビューでその理由について語った。

主演のウェントワース・ミラー(マイケル役)やドミニク・パーセル(リンカーン役)は米CWの『レジェンド・オブ・トゥモロー』に、サラ・ウェイン・キャリーズ(サラ役)は米USAの『Colony(原題)』に出演しているなど、主要キャストは他のTVシリーズで活躍していることもあり、スケジュールの調整が簡単ではなかったようだ。

しかしシュアリングは、この"リミテッド感"が『プリズン・ブレイク』にとっては効果的であり、通例の1シーズン22話構成は特別な価値があるわけではないと述べている。「無駄な時間はないんだ。TVは本当に大きく変わっている。TVの新しい時代は、視聴者にリミテッドシリーズや、イベントシリーズがより多く提供されているんだ」

また、以前ウェントワースがDigital Spyのインタビューで「いつでももっとやれると思っているよ。伝える物語に価値がある限り、そして、正義やクール、エッジの効いたところが感じられる限りは続けたい。やるならファンを失望させず、満足してもらえて、なおかつ驚かせるような作品にしなければならない。ぜひ話し合いたいね」と、復活版を続けていく可能性についてコメントしたものの、シュアリングは今回のシーズン5は"ほとんどやりきった"という考え方を示しているようだ。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『プリズン・ブレイク』シーズン5
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