『プリティ・リトル・ライアーズ』トローヤン・ベリサリオ、拒食症と戦った経験を映画化

米CWにて今月18日(火)から最終シーズンの後半エピソードの放送が始まった大人気ミステリードラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』(以下『PLL』)。同作の撮影は既に終了しているが、主役の美少女たちの一人、スペンサーを演じるトローヤン・ベリサリオ(『SUITS/スーツ』『NCIS〜ネイビー犯罪捜査班〜』)は、新作映画製作に取り掛かっていることを明らかにした。米TeenVogueが報じている。

Rotten Tomatoesのインタビューでトローヤンは、『PLL』スタートより以前の8年前に脚本を書き始めたこの作品で主演と製作を自ら行うという。今作のタイトルは『Feed(原題)』で、トローヤン自身が患った拒食症を題材にしたもの。共演は、『ハリー・ポッター』シリーズのドラコ・マルフォイ役で知られるトム・フェルトン。

「ちゃんと机に向かって、私自身の話を執筆したの。完全な実話ではないけれど、視聴者に伝えたいのは、この拒食症という病がどんなものなのか、そしてどういう風に苦しむのかを理解してもらいたいということなの。私は何年もの間、拒食症に苦しんできたわ。そして家族や友達に、どうして拒食症から逃げられないのか説明できなかったの」と赤裸々に自身の経験を述べた。

過去にもトローヤンは拒食症との戦いについてたびたび語っている。今は完治しているが、この映画を製作することが病からの解放にも繋がっているそうだ。「目に見える病気ではないの。頭の中で"食べるな"って声がするのよ。いろんな理由が原因だし、多くの人たちが苦しんでいるわ。そしてこの病を理解して、共感してくれる人が周りにいない限り治らないんだわ、って気がついたの。完治した自分を本当に誇りに思うわ。人々に私の経験をシェアできることを嬉しく思う」

実生活では『SUITS/スーツ』のマイク・ロス役、パトリック・J・アダムスと結婚し、妻となったばかりのトローヤンだが、これからもスクリーン内外での活躍を大いに期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:トローヤン・ベリサリオ
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