スーパーマンの前章を描くドラマとして、2014年から3年越しで動いていた企画『Krypton(原題)』。そのシリーズ制作を米Syfyがついに決定したことを、米Hollywood Reporterなどが報じた。
『Krypton』は、スーパーマンの故郷クリプトン星を題材とするドラマ。スーパーマンの祖父セグ=エルが、排斥され屈辱を受けたエル家の名誉を挽回するため、そして、混沌とした状況から愛する世界を救うために奮闘する姿を描く。
主人公セグ=エルを演じるのは、英国の新人俳優キャメロン・カフ。『マン・オブ・スティール』の脚本を手がけたデヴィッド・S・ゴイヤーと、ショーランナーのダミアン・キンドラー(『スリーピー・ホロウ』)が製作総指揮を務める。
このほか、グラント・モリソン&ダリック・ロバートソン作のグラフィック・ノベルを原作とするTVドラマ『Happy!(原題)』のシリーズ制作も決定した。
『Happy!』の主人公ニック・サックスは、元は腐敗した警官で今はアル中の殺し屋。しかし、そんなニックのもとに、「ハッピー」という名の翼を生やした青い馬が現れ、殺しとセックスと裏切りに満ちたニックの世界は一変することになる...というストーリー。
主人公ニックを演じるのは、『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』のクリストファー・メローニ。また、ハッピーの声を、『サタデー・ナイト・ライブ』のボビー・モナハンが演じる。パイロットの共同脚本と監督を担当するのは、ブライアン・テイラー(『アドレナリ』)で、パトリック・マクマナス(『マルコ・ポーロ:百の眼』)がショーランナーを務める。
折しもSyfyは、開局25周年を前にして、SFやファンタジー、コミックなどのファン向けに、ブランドの再構築を図っており、今回の発表はその一環として行われた。なお、両作品とも放送日は未定となっている。(海外ドラマNAVI)
Photo:デヴィッド・S・ゴイヤー
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