12月25日(金)公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(以下、『最後のジェダイ』)で、監督と脚本を務めたライアン・ジョンソン(『ブレイキング・バッド』)は、前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(以下、『フォースの覚醒』)の脚本に、一部手を加えるよう要望を出していたことを、米Entertainment Weeklyが伝えた。
(以下は、『フォースの覚醒』のネタばれと、『最後のジェダイ』の展開を示唆する情報を含みますのでご注意ください)
『最後のジェダイ』の制作準備は、『フォースの覚醒』の撮影が終わる頃からすでに始まっていた。両作品の橋渡しが行われる際、前作の監督と共同脚本を務めたJ・J・エイブラムスに、ジョンソン監督は前作の結末を一部変えてほしいと要望を出したという。
その結末部分とは、行方不明のルーク・スカイウォーカーを探すため、ミレニアム・ファルコンを駆ってレイが旅に出るところ。当初の脚本では、チューバッカと共にレイに同行するドロイドはBB-8だった。「それで、レイに同行するのはR2-D2にして、BB-8はレジスタンスのもとに留まらせるように頼んだ。BB-8が同行するのは、それはそれで理にかなっているけれど、"ドロイドを交替させてもらえませんか?"とお願いしたんだ」と、ジョンソン監督は話している。
『フォースの覚醒』の物語の大半で活動を停止していたR2-D2は、終盤でようやく目が覚め、ルークを探す手がかりを提供する役どころとなっていた。R2-D2が最後にレイと共に旅立ち、ルークと出会うことで、最新作『最後のジェダイ』ではルークとR2-D2が物語の中心に置かれることになるという。また前作の結末は、『スター・ウォーズ:エピソード5/帝国の逆襲』で、ジェダイの訓練を受けるため惑星ダゴバに向かうルークに、R2-D2が同行したのと呼応しているとも言えそうだ。
なお、BB-8も『最後のジェダイ』で出番がなくなるわけではなく、本来の持ち主であるXウイングのパイロット、ポー・ダメロンと行動を共にするということだ。
最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、12月15日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
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