Netflix『ゲットダウン』、莫大な予算投資にもかかわらず1シーズンで打ち切りに

ウィル・スミスの長男で、『幸せのちから』や『ベスト・キッド』などの映画で知られるジェイデン・スミスが出演している米Netflixの音楽ドラマ『ゲットダウン』が、シーズン1で打ち切りになることが明らかになった。米Deadlineなどが報じている。

同作は1970年代ニューヨークの貧困地区サウス・ブロンクスを舞台に、ティーンエイジャーたちの生き様と当時のストリートカルチャーを通してヒップホップやパンク・ミュージックの誕生を描く。ジェイデンは、サウス・ブロンクス育ちでサイケデリックな才能を持つ、謎めいたグラフィティアートが得意な"ディジー"こと、マーカス・キプキングを演じていた。同作は、2016年8月より前半の6話、今年の4月より残る5話が配信されていた。

Netflixがオリジナルドラマを1シーズンで打ち切ることは非常に珍しい。Netflixは、一般的に言う、視聴率に当たるストリーミングデータを非公開にしているため、それぞれの作品の人気のほどが判別しづらい。そんな中で『ゲットダウン』は莫大な予算を投じていると報じられており、シーズン1は1億2000万ドル(約133億円)かかったと言われている。

監督・脚本および製作総指揮を務めたのは、『ムーラン・ルージュ』や『ロミオ&ジュリエット』で知られるバズ・ラーマン。また、若手シンガーソングライターのヘリゼン・グアルディオラが、主演で女優デビューを飾っていた。そのほかには、ジミー・スミッツ(『ザ・ホワイトハウス』)やジャンカルロ・エスポジート(『ブレイキング・バッド』)などのベテランに加え、ジャスティス・スミス(『ペーパー・タウン』)、ジャメイク・ムーア(『DOPE/ドープ!!』)、スカイラン・ブルックス(『サウスポー』)といった若手が多く出演している。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゲットダウン』パート2