『ナイト・オブ・キリング』リズ・アーメッド、最悪だったオーディション秘話を披露!

米HBOのミステリードラマ『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』に主演した注目俳優リズ・アーメッドが、最悪だった『スラムドッグ$ミリオネア』のオーディションについて語っている。米Varietyが報じた。

リズは、俳優が俳優にインタビューする番組『Actors on Actors(原題)』で、エリザベス・モス(『MAD MEN マッドメン』)に最悪だったオーディションについて明かしている。リズは、ダニー・ボイル監督がメガホンを取った『スラムドッグ$ミリオネア』で主人公ジャマールのオーディションを受けたが、ジャマールの兄サリームの台詞も読むよう指示されたのだとか。ボイル監督と台本の読み合わせをしたリズは、荒々しい役柄のサリームに成り切り、監督を壁に押し付けて彼の顔に唾を吐きかけながら台詞を言い、しまいには監督のTシャツを破いてしまったのだという。

そのシーンで熱くなったリズに、監督は「カット! 来てくれてありがとう」とだけ伝え、リズは思いっ切り情熱を込めた演技で「役をゲットできたはずだ」と思ったが、結局はオーディションに落選。残念ながらキャスティングには至らなかったが、その後、『ナイト・オブ・キリング』の演技で第74回ゴールデン・グローブ賞リミテッドシリーズ/テレビムービー部門男優賞で初ノミネートを果たし、『ジェイソン・ボーン』や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』といった話題作にも続々出演し、映画&ドラマ界を股にかけて大活躍している。

来年は、作家パトリック・デウィットによる著書を原作としたウェスタン映画『The Sisters Brothers(原題)』が待機中だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:リズ・アーメッド
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