『スター・ウォーズ:エピソード9』監督、キャリー・フィッシャー亡き現在の脚本についてコメント

多くの人に惜しまれつつ、昨年末にこの世を去ったキャリー・フィッシャー。2019年5月公開予定の『スター・ウォーズ:エピソード9(仮題)』(以下、『エピソード9』)で監督・共同脚本を担当するコリン・トレヴォロウ(『ジュラシック・ワールド』)は、彼女にレイア姫を演じてもらうことができないという悲しい事実について初めてコメントした。

CinemaBlendのインタビューでトレヴォロウは、「レイアが主要なキャラクターだったことは秘密でもなんでもなく、本当にそうだった。キャリーの急逝は、私たちみんなにとって極めて悲しいことだった。『スター・ウォーズ』ファミリーや、一緒に働いた人たちに、彼女は愛されていたからね」と、キャリーの不在を惜しんでいる。

さらに、トレヴォロウによれば、キャリーが亡くなる前に書いていた脚本をどの程度書き直さなければならないのか、変更の規模を見極めるのは難しいとのこと。また、生前のキャリーにトレヴォロウ自身が会う機会は、残念ながらなかったということだ。

ストーリーの書き直しは難事業だと思われるが、それでもトレヴォロウは、「選択肢は私たち次第だ。やりたいと思っていることはある。キャリーに向けての愛と敬意、それに彼女にふさわしい情熱をもって、ストーリーを描くことは保証するよ」と話し、レイア姫の存在を何らかの形で表現する可能性を示唆した。

なお、12月15日(金)に公開される『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(ライアン・ジョンソン監督・共同脚本)では、キャリーは亡くなる前に、自身の登場シーンの撮影をすでに終えていた。また、ルーカスフィルムは、今後の『スター・ウォーズ』プロジェクトにおいて、キャリーをデジタルで再現するつもりはないことを明らかにしている。

トレヴォロウが現在取り掛かっている『スター・ウォーズ:エピソード9(仮題)』は、2019年5月24日(金)に全米公開予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:コリン・トレヴォロウ
©Kazuki Hirata / HollywoodNewsWire.net